北杜市のスロ−ライフな歩き方

第7回 【スノーシューで雪上散歩しませんか 〜その2〜 2006.2.1】

〜八ヶ岳自然ふれあいセンターの自然歩道を歩く〜

(歩行時間2時間)

冬の八ヶ岳自然ふれあいセンターで、不思議発見

 

これなあに?

これなあに?(鳥の巣箱ではありません)

これなあに?

これなあに?

 というわけで、今回は高根町清里の八ヶ岳自然ふれあいセンター周辺の自然歩道を歩いて、不思議発見を致しましょう♪ その前に「八ヶ岳自然ふれあいセンター」のHPをご覧下さい。その場所とその役割を確認してから、イザ出発です。

  ところで  

■今年の八ヶ岳には不思議と雪が降りません。もともと降雪の少ない地域ではありましたが、こんなに降らない冬は近来稀な椿事であると言っていいでしょう。日本海側のエリアでは観測史上始まって以来の豪雪被害続出である、というニュースを聞くたびに、日本のいや世界の異常気象に思いを馳せて憂鬱な気分になるのです。

が、そんなことはしばし忘れて、せっかくの冬を楽しみましょう。自然の奥深さを実感できる冬は神が与えてくれた最も神秘な季節です。

 ■雪が降ればスノーシューで、雪が降らなければ長靴で、普段あまり目にしない八ヶ岳の冬の大自然と戯れましょう。ここ清里高原の八ヶ岳自然ふれあいセンターには、そういう方々をいつでも歓迎してくれるレンジャーという人たちがいます。彼らに楽しみ方を良く聞いてから出発すれば、思いもかけない冬と雪の楽しみ方 に出会えるでしょう。

   

では出発。

これは一昨年の写真ですが、冬ならこの程度の雪が常に欲しいところですね。

雪で地面が被われることによって、大地の乾燥を防ぎ、暖かさも逃がさず、春の息吹にも勢いがつくという自然の摂理が生かされます。

   

まずは、スノーシューの装着から。

ご覧のようにここは小さなお子様でも安心して歩けるコースです。

   

初めての方ばかりで行くときは、「富士山とせせらぎの小径」をお奨めします。

木の上に黄色いスノーシューのマークが付いて、道案内をしてくれています。迷子になることはありません。

   

ウエアについて一言。

ここは林間コースが多いので、風にさらされることはあまりありません。歩き出すとすぐに暖かくなります。脱いだり着たり出来るような上着を工夫して下さい。

   

霧の日も多い高原です。ワンポイントで黄色か赤を使うと良いですね。

   

これはまた全身赤ずくめ。結構です。迷子になっても発見されやすいでしょう。冬の間高原には牛がいませんので安心です。

ところで何をやっているのですか?

   

なるほどなるほど・・・・・♪

歩く前から童心に帰っております。

今度は影あそび。

木の精にでもなったつもりでしょうか。

小さなお子さんが参加されている場合は、こんなことをやって気をほぐしてあげるのもいいかもしれませんね。

ここにはクロスカントリーで楽しむ方々も大勢いらっしゃいます。

スノーシューの方が道をよけやすいので、途中で出会ったら、道をあけてあげましょう。

今日は「カラマツ林の小径」から「富士山とせせらぎの小径」に入ることにしました。

さて、歩き始めたら、いきなり頭上に長い枝が張り出していました。

うわ〜、きれいな樹氷ですね。

ところがよく見ると、ここにも頭上に枝が一本、左右に渡っています。

中にはこんな梯子のようなものまで空中に・・。

これは「やまねのカントリーロード」というのです。人間様が歩く自然歩道は、やまねにとっては危険地帯です。そこで、わざわざ枝を左右の森に渡して、やまねの「遊歩道」をつくってあげたのです。

「やまね」ってなあに?とお思いの方は

どうぞコチラをご覧下さい

これはやまねのハンモック。

実際ここでやまねが遊ぶのかどうかはわかりませんが、夢があって楽しいですね。

皆様、この自然歩道を歩く時は頭上注意です。壊さないように歩いてくださいね。

もうひとつおまけの「やまね」情報。

これはやまねの巣箱ですが、見たところ表に穴が開いてません??どうしてでしょうか??

この謎は実際に貴方が現地で確認して解いてみて下さい。分からなければ最後にレンンジャーに聞きましょう。

レンジャーはこんな風に皆さんを不思議の世界に誘います。

どらえもんのポケットのようなザックから色々取り出して、様々な解説を面白おかしくしてくれます。これは何かの足跡を書いてくれたものです。一体なんでしょう?

これはその動物の実際の足跡です。少し雪が解けて足跡が拡大してしまっていますので、絵とは若干異なります。よく見ると足跡の中に糞があるのが見えますか?

この動物は足跡の真ん中に糞を残します。雪が解けたので、後ろのほうに転がっていますが、実際には4つある足跡の丁度ど真ん中に糞をします。どうすればそうなるかというと

こうすればお尻は4つ足の真ん中にきます。

と、やや体の固い私が実演しております。

これでこの動物が何かおわかりでしょう。

後は、実際のフィールドでご確認下さい。

いや〜、楽しみながら歩くと一向に前に進みません。それがここのいいところ。

縦横に道が設定されていますので、時間がなければ近道を、時間があればどんどん他のコースの方にまたがって歩いてしまえばいいのです。

要所に看板がありますので迷子になりません。

途中で凍った小川を渡る冒険にトライ。充分気をつけましょう。

この方はわざと氷の上を歩いておりますが、画面手前にちゃんと普通の道があるのです。ご心配なく。

いや、それにしても気持ちがいい。

木々の葉が落ちているからよく鳥も見える。

冬鳥の観察にも絶好です。時々立ち止まって鳥の音を楽しみましょう。

あれ、何かを発見しました。

何かの足跡のようですが・・・

点々と続いてきて、ここで消えています。

そして消えた箇所には、足跡とは違う何か他の痕跡が・・・・。

種明かしを致しましょう。足跡は鳥です。何の鳥かはワカリマセン。青い○印の中の痕跡は羽の跡です。鳥がここから羽ばたいて空中に飛び上がった時についた羽の跡なのでした。

へ〜と一同大感激。さすがレンジャーさん。

ほんとに冬の森は不思議が一杯。

そして感動も一杯。

鹿が木の皮を齧った跡です。

食べ物の少なくなる冬、彼らも必死です。

又何かを見つけました。

小さくて見づらいですがリスの足跡です。リスの足跡の多くは木から木へ続いています。木から下りたのか木へ上っていったのか、推理すると大変楽しい場面が想像されます。 例えば木の実を抱きかかえて下りてきたのだとします。一体どういうスタイルで下りるのでしょうか?一人で笑っちゃいますヨ♪。貴方も森の中でリスの足跡に出会ったら、ぜひ推理してみて下さい。

 推理しながら痕跡を楽しむことをアニマルトラッキングと言います。前号でも触れています。是非前号の記事とあわせながら、貴方もこの冬、アニマルトラッキングで雪の上のドラマを想像してみて下さい。深閑とした雪の世界も実は命の躍動に満ちた世界であることを知らされます。

いや、躍動と申しましてもですね・・(^^*ゞ

一見命の気配のまるで無い冬の雪の世界ですが、この雪の下に、あの森の中に、そして木々の梢の上に、様々な命が次代に命を繋げるために命がけの戦いをしています。

私達はそういうフィールドに入っていくのです。彼らを必要以上に脅かさず、近づかず、私達が侵入者であるという意識で、マナーを守って歩きましょう。

素晴らしいフィールドもいよいよ終わりが近づいてきました。飯盛山をバックに最後の歩きです。

いや〜、冬もいいもんだなあと全員が再認識をいたしました。

冬の八ヶ岳、雪の清里、そしてスノーシューに万歳です。感動を有難う。


【おまけ】

時間のある方はあらかじめこんなセットを担いで冬と雪を楽しみましょう。

チーズフォンデユです。スーパーでチーズフォンデユの素を売っていますので手軽に出来ます。

雪の上でもOKです。

センターに帰ってきてからでも良いですね。

車じゃない人はこんなことも楽しんで下さい。

冬の楽しみ方はいろいろです。

ただ歩くだけではつまらない、ただ見るだけでもつまらない。食べて飲むことも大人の遊びの一つです。

雪上ランチを大いに工夫して遊びましょう。

冬の自然が待ってます。

それでは雪の清里からお別れです。
又来月お会いいたしましょう。
最後にもう一度八ヶ岳ふれあいセンターと
八ヶ岳歩こう会を紹介しておきます。
歩きたいなと思った方は、どちらでもお問い合わせ下さい。きっと良いアドバイスがもらえるでしょう。
ガイドにレンジャーをお願いしようというのは料金が必要です。センターにお問い合わせ下さい。
 
八ヶ岳ふれあいセンター  電話0551-48-2900
八ヶ岳歩こう会   電話0551-32-5888
※両組織とも、ガイドツアーを随時実施していますので、その日程も問い合わせて見るといいでしょう。