北杜市のスロ−ライフな歩き方

第16回 【北杜市から見える雪形を探して】 

〜 山岳風景が美しい北杜市の冬の楽しみ〜


なにはともあれ、甲斐駒ケ岳の上に出る星をご覧下さい。

雪形はなかなか見る位置や角度が難しいのですが、一度目にすると、次からはもう簡単に発見することが出来ます。雪形とは不思議なもので、言われるまでは全く気がつきませんが、言われて気がついてみると、もうそれ以外の見方が出来なくなります。

さて、この赤い星は、実際には下のように見えます。よ〜くご覧下さい。

  撮影場所は長坂町渋沢です。武川の方から教えていただいた雪形なので、武川方面から
  方のがもっとはっき見えるかもしれません。
  この星形が、雪解けの頃になると形を変えて、驚くべき姿となります。

槍を携えて馬に跨る「騎馬武者」です。

ゴールデンウイークの頃の写真です。これも武川にお住まいの方から教えて頂きました。

 来年のNHK大河ドラマは「風林火山」です。騎馬武者とはグッドタイミングな話ではありません
 か。武田のお膝元である山梨の新名所として売り出せば、きっと話題になるのでは?

 
■今回の「スローライフな歩き方」は、北杜市内から見える雪形の幾つかを紹介します。既に一部では有名な雪形もあり、私が勝手に発見して勝手に命名した 雪形もあります。
 北アルプスなどには雪形の名前が山の名前となっているケースもあります。「白馬」「五竜岳」「爺が岳」などが代表例でしょうか。天気の良い日の安曇野付近は、三脚に望遠カメラを取り付けて雪形撮影に余念のないファンで一杯になると聞いています。
 さて、八ケ岳、南アルプス、富士山、秩父山系と、四方を山で囲まれた北杜市には、そのような全国区の雪形は無いのでしょうか? 多分、探せばあるはずです。
 そこで皆様と一緒に、北杜市の冬の新名所探しを始めようと思うのです。北杜市にお住まいの方ならどこからでも見える山々。特にこの季節の冠雪の山々は神々しいばかりです。いつまで見上げていても飽きることがありません。が、ちょっと視点を変えて、このように「雪形」を発見するつもりで眺めれば、思わぬ発見があるに違いありません。
 雪形探しのヒントを少し書きます。
 雪が降り積もって白く形づくられる「雪形」と、雪が積もらず黒い地面が雪山に浮かび上がることによって現れる「雪形」と二通りあります。前者をポジ形、後者をネガ形と呼びます。
 そのどちらにも目を凝らすことが必要です。自由な発想で、視野を広くし、山々を眺める。同じ山でも見る位置(標高差、角度等)によって、全然見え方が違ってきます。ので、面白い雪形を発見するにはともかく「良く歩く」ことが必要となってきます。凛とした空気の中を歩くことはそれだけでも楽しいことです。コースの途中でもし「自分だけの雪形」が発見できれば楽しさは2倍となります。最初は雪形は「自分だけ」のもので良いのです。それが次第に人に伝わり、一定の評価を得るようになれば、それは新しい「北杜市」の名所となります。オーバーに考えれば、観光資源の少ない冬の新たなる資源発掘、と申せましょうか・・・。
 ま、そんな理屈はともかく、玉石混交の雪形のオンパレードをどうぞお楽しみ下さい。そして、皆様ももし散歩の途中で面白い雪形を発見したら、是非お知らせ下さい。お待ちしています。

1)編笠山の獅子
長坂町小荒間から見た八ケ岳。

左から編笠岳、権現岳、三つ頭

さて、左の編笠山の頂上直下をご覧下さい。

頂上に広がる白い雪の部分ではなく、その下に離れて白いかたまりがチョコンと見えます。

 

地元の子供達は「プーマ」と呼んでいます。スポーツバッグの横にピューマの絵がかいてある、お馴染みのブランドです。

大人たちは獅子と呼んでいる。今まさに虚空に吠えている。冬の寒波退治の守り神か、何かに飛び掛らんとしているようにも見えて勇ましいではありませんか。

 

2)観音岳の農牛

「5月に観音岳東面に現れる融雪の形は農牛(のーし)と呼ばれ、白根農鳥岳の農鳥とともに、農候を告げる自然暦として有名」 だそうですから、よ〜く探しましょう。

なんと甲斐国志にも載っているそうですから、これは由緒ある雪形です。

ところで、どこにあるかって?

ここです。

農牛と書いて「のーし」と言うのですから、まことに地元に馴染まれている様子が伝わります。

この写真はこのHPから頂いたものですから、詳しい撮影場所は分かりません。韮崎付近からの撮影だと思われますが、ギリギリ北杜市内からも見えるのではないでしょうか・・。どなたか確認してくだされば幸いです。

3)富士を駆け上がる猪

2007年にふさわしい雪形を発見しました。ちょっと微妙ですが、天に向って駆け上がる猪に見えるではありませんか!?

武川あたりの20号線から遠望した富士山です。この写真も武川の方の写真です。ちなみに今まで「武川の方」という表現が3回出てきましたが、3回とも違う人物です。武川って雪形発見の宝庫なのでしょうか?

4)権現岳の鶴

これは今回この企画の為に、手元の写真を調べていて偶然発見したものです。

正面の山の直下にポツンと黒い部分が浮かび上がっています。「鶴」だと直感しました

撮りなおしに行く時間がなかたので、拡大写真もありません。

今冬再確認をしてきますのでお許しを。きっと皆さん納得の雪形の鶴であると確信しています。乞うご期

上の写真をUPにしてみましたが、ぼんやりとしています。が、なんとなく「鶴」と確認できます。次号でもう少しハッキリした写真をお届けいたします。
5)清泉寮に現れた奇妙な顔
さあ、今回のスクープ映像です。

写真はおなじみの清里清泉寮。

建物の上の茶色い三角形の山の上方をよくご覧下さい。

不思議な顔が現れています。

撮影日は2006年12月28日

時間 16:30

ブリザードのような激しい雪が60分ほど降って、止んだ後。一旦薄日がさしたが、すぐに雲が山にかかってどんよりとした夕方になってしまった。

たまたま用があって通りかかった時に目に飛び込んできたのがこの雪形。上はお爺さん、下は少年か。

実に奇妙な光景でした。

6)牛首山の幽霊
清里大橋の駐車場に車を止めて、何気なく牛首山に目を向けると、おや?何か怪しい気配。
やっぱりね、幽霊さんが現れていたではありませんか。

ちゃんと三角巾を頭につけて手を前にたれ、「ウラメシヤ〜」とやっています。古典的な幽霊でどこか懐かしささえ感じます。

という訳で、今回はとりとめも無く独断と偏見の写真を羅列いたしました。
正月から縁起でもない写真もありましたが、雪形を探すというお遊びですからお許し下さい。
しかし、星形や騎馬武者、獅子や鶴など、もう少しハッキリとした写真が撮れれば名所として宣伝してもおかしくない雪形だと思うのです。
そして、この程度の雪形はまだまだ沢山眠っているだろうと思います。今後このシリーズの第二弾、第三段をやりたいと思います。是非皆様方のご協力をお願い致します。
面白い発見がありましたら、八ケ岳歩こう会の方へメールをお願い致します。
それでは今回はこれにて終了いたします。次回からまた本来の「歩く」シリーズをお送りいたします。今年もどうぞよろしくお付き合いの程お願い申し上げます。