〜6月24日(火)雨〜

日本で一番海から遠い地点


〜アンコ−ルウォ−ク〜

海から一番遠い町営温泉宿「湖月荘」前にて。

しのつく雨もものかわ、選ばれし6名が勢揃い,

あねさんかぶりでこれから田植えへ

と書いても誰もあやしまない雰囲気ですが・・。

これから海から一番遠い地点」へ向かうのです。

こういう看板が要所要所にあります。

近年、コンピュ−タ−の発達のおかげで、ココが「海から一番遠い地点」だと判明しました。

それを知ったココ長野県臼田町の喜びぶりが目にうかびますね。

近い将来観光の目玉になるでしょう。

最初は林道をのんびりと歩いていきます。

道端の花にも「あら、なにかしら」と 目をおとしつつ

余裕しゃくしゃくのご一行様。今日は往復で5キロほどです。

左の道標も新しいじゃありませんか。

アジサイのような葉っぱに、淡い紫色のシモツケのような花をつけた植物を発見。

ガクアジサイか、ヤマアジサイか、はたまたミヤマアジサイか(でたぁ〜)

正解はコアジサイ。花の周りに飾り花がつくとガクアジサイのスタイルになりますね。

左の大きな木をご覧下さい

ホオノキです。右下のヒトと比べてください。

葉っぱも大きいけど、木全体も大きいのですね。

そうか、こいつが下駄の原木か・・。

ホオノキの葉は秋に落ちて、子供に拾われるとキツネの面となり

飛騨の方で大人に拾われるとフライパン代わりに使われて、

ホオ葉味噌がつくられます。

う〜ん、日本酒があうのだなぁこれが・・・ゴクッ

ってねぇ・・、

ホオノキを眺めただけで舌なめずりするやつぁ、そういませんな。

さて、右の壁は一体なにか。安山岩か、玄武岩か、ってそれしか知らない

(~_~;) あと花崗岩もしっているぞ。

まことに次々に理科社会の知識を要求される景色が目の前に展開されるのであります。

「総合学習の時間」に悩む先生方はここを歩くといい。

さて、

ジャングルの奥深くに入っていきます。

道はここらあたりから心細くなってきます。

ここにもできたての看板。

看板はいいいのですが道が・・・(~_~;)

ますます道はあやしくなっていきます。

歩く人を元気つけるように

またまたこの案内板が出てまいりました。

町としては今のところ看板の予算しかとれないのでしょうね。

そのうちきれいな遊歩道になってしまうのは目に見えている。

どっちがいいのかは一概に言えません。

しかしどうです、

山奥の鉄塔へ高圧線を取り付けに行く東京電力の方々みたいではありませんか。

行く手の暗いこと。熊かなにかいてもおかしくありません。

一人じゃやだなぁ・・・。

センガ沢という沢に沿ってグングン上がります。

急造の道だから雨が降るとグジュグジュ。この先に「海から一番遠い地点」がなければ、きっと永遠に誰も来なかった山の中です。

うわっ、写っていない(T_T)

これほんとは木の根っこの間から水が湧いているのです。どうして写真には写らないのだろう??

「日本で一番海から遠い沢」のまさに源であります。

これから海まで長い旅が始まります。

あと100米

レンズに雨粒がついて、こんな写真となりました。

実際に少し霧っぽくなってきて、ただひたすら歩くだけ。

地表はシダ類に覆われて、異様な雰囲気。

到着。

横溝正史にこんなシ−ンありませんでしたか?

霧の中で墓を掘っている(^_^;)

ここが「日本で一番海から遠い地点」なのです。

というわけで、お疲れ様でした。無事到着してみな満足です。

しかしまだまだ我々は元気。

ここからさらに上ると、群馬県との境があるので、そこまで行こうというのであります。

途中銀竜草(ギンンリョウソウ)に出会いました。

教科書どおり「腐植土の上に生え」ていました。根っこは殆どないそうです。葉緑素がなく真っ白だから光合成もしていない。

別名「幽霊茸」だそうです。アンコウの提灯みたいですね。

気がつくとあたりはギンリョウソウだらけ。

深海には目もなく色も無い生き物達がいるといいますが、

深山の林床に生えるギンリョウソウにはそんな趣があります。

ここがまるで深海の底のようにも見えてきました。

県境の石標を囲んで記念撮影。

おや、お三方のレインコ−トをご覧下さい。

偶然にも赤青黄という色の三原色!

沖縄の海から出てきたようなハデな熱帯魚が

清楚な深海の生き物を眺めてため息をついているといった趣ですね。

・以上で写真は終わりです。「日本で一番海から遠い地点」と「長野県と群馬県の境」も踏破して、満足なウォ−キングでした。このあと「海から一番遠い寿司や」というところによって帰りました。
・臼田町では「日本で一番遠い地点到着証明書」というものを無料で発行しています。自己申告です。私達は本日参加の6名分を貰ってきましたが、昨年12月に大勢で行った分ももらえるとのことでした。参加された方々のフルネ−ムを送ってくだされば書いて郵送します、というので、さっそく手配することに致しました。
・「海から一番遠い地点」を宣伝している臼田町のHPをご覧下さい。
昨年12月のレポ−トも参考までにご覧下さい。

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