北杜市のスロ−ライフな歩き方

第12回 【山本勘助と高根蔵原 2006.7.1】

〜風林火山とその時代をめぐって〜

(歩行時間2時間30分)

 
 信玄の軍師として有名な山本勘助。しかしその出自も経歴も 諸説あり、それぞれに相違点が多い。正体不明の人物として江戸時代から実在説、架空説が唱えられている。歴史上 希代の軍師も、その存在そのものは現在まで謎に包まれたままなのである。
 第四次川中島の戦いで「キツツキの戦法」を謙信に見破られ戦死したとされるが、その「墓」まで全国に数カ所存在しており、死してなを多くの謎を残した。
 その幾つかの「墓」の内の一つが、北杜市内にあるということが近年近隣市民に知られ、注目されている。墓の真偽はともかくとして、信玄の活躍したオラが甲州に山本勘助の墓 まであると聞けば、市民ならだれでも訪問したくなるというもの。で、行ってきました。
 本物とすれば何故ここにあるのか、偽物とすれば誰が何故建てたのか。近くには「信玄の棒道」もあり、甲斐源氏の祖「新羅三郎義光」ゆかりの「鎧堂」もあった。付近一体には平安時代から豊かな穀倉地だった「蔵原」が広がり、武田兵法の要「騎馬」に繋がる官営の「牧」 の存在も見逃せない。そのあたりから「何故勘助の墓がここに」という答えがでてこないだろうか・・・。
 そんな思いで歩いた蔵原巡りの約2時間は、歴史好きにはたまらない「推理する楽しさを」十二分に味わえる散策となりました。

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 来年のNHK大河ドラマは「風林火山」だ。そのロケ地に北杜市が選ばれた 。原作は井上靖の作品で主人公は山本勘助。そしてその墓がオラが北杜にあるというのだから、ブームになること間違いなし。混雑する前にゆかりの地をゆっくり歩いて、戦国ロマンに思いを馳せてみましょう。

 もっとも、オープンセットが作られるのは北杜市内の長坂町小荒間という場所ですから、観光客で混雑するのはそちらの方だけかもしれません。こちら高根町蔵原の「勘助の墓」まで足を運ぶ人はかなりの「通」であろうと思います。
  遠来から来るお客様に、地元民として「通」なハナシまで出来るようにしておくことも「おもてなしの心」の大切な一つです。大河ドラマは1月8日から始まる予定 なので、まだまだ「予習」の時間はたっぷりとあります。
 では、「通の行く風林火山」ということで、一緒に歩き始めましょう。

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