ホタル観察日記2003年過去日記

8/31(日)

さて、そろそろこの日記を閉じましょう。前回から10日たってしまった。チャンスを見てホタルの残党の報告をと思っていたのだが、雨の夜も多く又せっかく晴れても用事があったりしてなかなか出かけられなかった。

来年はもう少し趣向を凝らした、或いは何かに絞った報告が出来ればいいなと思っています。では又来年。

8/21(木) 晴

お客様のリクエストにより出発

ゲンジ2〜3匹 ヘイケ4〜5匹 よわよわしく飛んでいた。

8/20(水) 曇

お客様のリクエストにより出発

ゲンジ不在、ヘイケ3〜4匹 まだいてくれた。

8/18(月) 小雨

「ホタル見学ツア−」はお盆までとうたっているので、夕食後の散歩はもうやめています。しかしこの日記を読んできて下さるお客様が、「今日はいかないのですか」とリクエストしてくださる。そういうときは「もういませんが、まあ出かけて見ましょう」というスタンスで出かけております(^_^;)

つまり、こちらから誘うには、とても危険で(ホタルがいない可能性が高いので)できないが、お客様から「行きましょう」と声がかかれば「いないのを覚悟で」というスタンスで出かけられる。

というわけで今日は行きました。

ゲンジが2匹。これは本物でした^_^;

ヘイケはいなかった。

今年は蒸し暑いと感じる日が少なかった。今週中ごろからやっと「夏らしく」なるようなので、そうなったら再度挑戦してみましょう。いてくれればラッキ−だ。

8/16(土) 小雨

雨だったが外へ出てみたらお客様が騒いでいる。橋の下にものすごく大きな緑色の光が震えるように光っているのだ。おお!!今年最大のゲンジだ。「よかったですね〜、ラッキ−ですね〜」なんてしゃべりながら見ていると、どうもホタルではないことに気がついた。

だいいち点滅しない。一所で震えるようにしている様はどうみても糸で繋がっているようだ。クモの巣に捕まえられた虫がよく風にふるえてブルブルしているのをみることがあるがそれに近い震え方で、しかももっと振幅が大きい。すぐには思い出せないが、あの動きはどこかで見たことがある。

とにかくホタルではないので「懐中電灯で照らしてみましょう」と言って取りに戻ろうとしたらお客様が「あ、動いた!」と騒いだ。光はす〜っと弧を書くように動いて橋の下に消えたという・・・。

そうか釣り人だ、とやっと気がついた(^_^;)

夜釣りを楽しむヒトのウキだったんですね。蛍光塗料を塗ったウキが緑色だったものだからゲンジと間違えたんです。私達は一瞬とはいえそれをホタルと間違え「ホ〜ホ〜ホタル来い」なんて歌ったり、「でけぇ〜」なんて感激しちゃったりしたものだから、釣り人としてはこまったでしょうなぁ(^_^;)

しかし逃げるように橋の下から向こう岸に移り、とめてあったケットラに乗り込んでサッと走り去ってしまったところをみると「入漁券」を買わない違反の釣り遊びだったに違いない。ハハ、悪いことはできませんね。

きをとりなおしてヘイケをみにいくと、お〜いたいた。こちらは本物。はじめのうちこそ姿が見えなかったがねばって懐中電灯をチカチカしていたら、田圃のあちこちで反応をはじめた。な〜んだ、まだまだいるじゃないの。といっても5匹くらい(^_^;)

ふわふわ空高く飛んでいるのもいてお客様は大喜び。いやいや今年はもう少し楽しめそう。

8/15(金) 雨のち曇り

やっと雨でない夜となった。ダメモトででかけた。ゲンジが数匹明るく点滅していた。ヘイケも数匹生存中、しかも飛んでくれた。一昨日と同じくらいか・・・。

みな「まにあった、まにあった」と喜んでくれた。

今シ−ズンはホタル見学中に星を見ることが出きた日が極端に少ない。人工衛星も、天の川も、流れ星も、なにも見えない夜が続いた。

ホタル見学の付加価値は「暗いところを歩ける」「小さな子供が夜遅くまで起きていられる」「夜外に出られる」「夜がくらいことを発見する」「夜満開になる花を見る」「肝試し大会になる時も時にはある」(^_^;)などいくつもあるが「夜空の星はすごいんだ」ということを知ることも大きな比重としてある。空高く舞い上がったホタルが星に紛れてみえなくなるなんて体験をしたらもう大感動。

それが残念なことにことしは1〜2回あったかどうか・・。

ま、でもホタルの出現数は昨年に比べて減っていないことを確認できたので、ひとまずヨカッタヨカッタの今年でした。

8/14(木) 雨

雨のため出かけられず。もうそろそろ来年まで会えないので、明日は雨が上がることを祈る。

8/13(水) 曇り 昨日満月

もうほんとにどうなってんの〜というくらいの雨天の毎日 。夜なんとかあがったのでホタル見学に出かける。いてくれたいてくれた。ゲンジ2匹飛び上らず叢で光っている。なかなか光量ゆたかで、みな歓声をあげた。ヘイケも数匹だったがちゃんとふわふわしてくれた。もうさいごかもしれない。今シ−ズンは雨と寒さにたたられた夏だったが、ホタルにとってはどうだったのだろうか??

8/11(月) 昼。ドアのガラスにとまるホタル
グヤジ〜、ぼけてしまった(T_T)

玄関のドアのガラス部分にとまっているホタルを撮ったが、ピントがガラスに写った建物や草花の方にあってしまったようだ。

昼のヘイケボタル、すぐ飛んで行ってしまった・・・。

大きく見えますが、体長は7〜8ミリくらいでした。

 

8/10(日) 曇り 満月が近いので薄明るい

ゲンジは昨日と同じ程度。

ヘイケがよく舞ってくれた。ここのヘイケはほんとにサ−ビスがよく、今日も私の懐中電灯にちゃんと応えてくれた。まるで私がホタルサ−カスの曲芸師で自在にホタルを呼び寄せ、手のひらに乗せる芸人のよう。

懐中電灯でチカチカするとほんとにふわふわ寄ってきてくれて、頭の上を舞う。そっと手のひらで金魚すくいのような動作で静かに囲ってやると手のひらにとまる。それを皆で順番に見る。へ〜、こんなに小さいんだ、と感激してくれる。やっぱり光っているホタルを見せてから実体をみせると感激度UPというか「ヘ〜度120」である(^_^;)

ホタルの数こそ少ないが、間近で見ることが出来るのでみな大喜び。「この年になって、ホタルは初めてです」という方も多い。

残り少ないホタルの季節を、ホタル君も人間さんも、楽しんで下さい。

8/9(土) 晴れ 月明かりが美しい夜

台風一過。空気が澄んで爽やかな夜となった。台風10号の影響で朝から豪雨だったのでホタルが流されてしまわないか心配だった。

ゲンジが2〜3匹いたいた。あれだけの激流となったのに、ホタルは一体どこでどう非難していたのだろうか・・。激流の様子をご覧下され

ヘイケもいてくれた。懐中電灯で挨拶するとすぐに舞い上がってくれた。ふわふわと何匹かが寄ってきてくれてみな感激。人工衛星も見えた。月が煌々とものすごい輝き。空気が澄んでいて、月と私の間に何もないような感覚だ。甲府の夜景もすぐ近くのように瞬いている。その上空に久々のシルエット富士。なんと登山している人々の灯りまで光跡となって見える。最高の晩となった。

8/8(金) 雨

このところ出かけられない夜が続く。今日もまた雨。

夕食中台所の壁にホタルがへばりついているのを発見。さっそくレタスの葉っぱに乗っけて食事中のお客様に見せてまわる。黄色く光る節が一つなのもよく分かり、頭が赤く真ん中の黒い線もよく分かる。ヘイケのメスであることの特徴がコレなら誰にでも分かる。

これで今晩行かれない分、少しは楽しんでもらったかな^_^;

と思いきや、ホタルは光らなきゃただの虫らしく、お客様の反応はあまり・・・?だった(T_T)

そりゃそうですね、確かに明るい家の中のホタルなんてありゃただのムシにしかみえません。これホントに光るの?とかえって興ざめの様子。

はじめに光っているところを見ていただいて、それから1匹つかまえてジックリみせれば「へ〜これがあんな光るのか〜」とみな感激してくれるのに・・・。

「順序が逆だと失敗する」ことは世の中に沢山あるが、これもその典型のようなハナシでした。

やっぱりホタルは暗いところで光ってこそ。

8/4(月) 曇り

今日は希望者を車に乗せてアル場所へ(^_^;) ここは秘密のホタルの園であります。林のなかから舞い降りてくるホタルはまるで星の精のよう。前回より少なかったものの、ここのホタルは大変フレンドリ−で、洋服にくっついてくるは、車にへばりついちゃうわ、手をだせば乗ってくるわともう大騒ぎ。

本当は毎日ここへ来たいのだが、車で移動しなければならないので不便なのと、何台もの車でいきたくない場所なので、今晩のように参加者が少ない時に限ります。

そうだ、昨日お客様から「バ−ドコ−ル」ならぬ「ホタルコ−ル」とでもいうものを頂いた。緑色の発光ダイオ−ドがスイチの切り替えによって点滅するもので、ICも使ったなかなかの優れもの。全体の大きさは親指サイズ。ストラップもついていて、これすべて自作だそうです。いいものを頂きました、感謝。これを試してみたが、今日はあまりにもフレンドリ−なホタルで(^_^;)これを使うまでもなく寄ってきてしまった。

8/3(日) 曇り

またまたベリ−グ〜なホタル日和(^_^;)でありました。

例によって「米粒くらいの大きさですネ」と現物を見せながら話をしていたら、「夏休みの宿題決まった、米粒でホタルをつくろう!」と声が上がった。

いや〜、いい発想です。全体を黒くして、一方の先端の左右を赤く塗る。反対側のオシリの方を黄色く塗ればホタルだ。う〜むむいいかもしれない(^_^;)

明日やってみよう。

8/2(土) 曇り

今晩も大漁(^_^;) フットサル合宿の若者も感動している。

若者達などどうせホタル見学散歩に来ないだろうと思ったが、一応我家の定番のイベントなので有志だけでもと、夕食中に誘ったら、なんと全員参加してくれた。

昨日に引き続きヘイケ大漁なので、皆大喜び。カメラ付きケ−タイでなんとか写そうとしている。今年のホタル観察散歩で一番いままでと違うのは、子供から大人まで皆カメラ付きケ−タイを持っていることだ。なので、わりと熱心に見てくれる。なんとか写そうとして必死なのだ。皆さん自在にあやつって、ズ−ムにしたりフラッシュをたいてホタルの姿を撮ろうとしたり、画面の明かりを懐中電灯代わりにしたり、といろいろ楽しんでいる。

子供たちの遊びもかわったものだ。今ケ−タイがあればあらゆる場面でなにかと楽しめるように出来ている。電話機能しか扱えない私はちょっとうらやましい。

それはともかく、ホタルというものは老若男女誰からも感動される。じつに不思議な生き物である。「はじめてみたよ〜」という声がほぼ全員からあがる。田舎だから都会にはいない生き物も多いが、仮に彼らがアサギマダラやオオムラサキを始めて見てもそれほど感激しないだろう。

毎晩感激・感動の声を聞く私は幸せ。ホタル君ありがとう。

8/1(金) 曇り

ゲンジ10匹ほど発見。ヘイケは多数。ヘイケはおもしろいように懐中電灯に反応してくれた。スイスイと電線のあたりまで何匹も飛び上り、皆大喜び。 牧場のハエのように,と言うと例えはあまり良くないが、なんとなく想像がつくでしょうか・・。わらわらとあちこちから飛び上っておもいおもいに飛翔している。こんなに数多いホタルがいっぺんに飛び上ってくれている情景は最近にないことだ。今晩のお客様はラッキ−です。

今日のお客様から伺ったお話。昔ある動物園で池にホタルを呼ぼうと、一生懸命カワニナだかタニシだかを放流し、ホタルの幼虫も近くから頂いてきて沢山放流した。その池にはコイやフナがいたので、ホタルの幼虫を食べられてはいけないと、コイやフナを池からすべて出した。

ところが翌年もその翌年もホタルが出なかった。そこでもうホタルはあきらめ、コイやフナを元に戻したところ、その年からホタルが出始めた。

どうやらコイやフナの糞を食べるプランクトンがいて、そのプランクトンをタニシが食べるらしい。そのタニシをホタルの幼虫が食べるという循環があると気がついた。もちろんホタルの幼虫もコイやフナに食べられる、という循環系を構成している。

つまり、ホタルがほしいからといって、ホタルだけを増やそうという仕組みは自然でないということに気がついたというお話しです。もうだいぶ前の話だとおっしゃていました。

その動物園がなんと上野動物園だというから驚きです。「だいぶ前の話」というのが何十年前かわかりませんが、有名動物園でさえ、食物連鎖、生態系という概念が当時はなかったのでしょうか・・。

そういえば昔の動物園なんて単なる見世物だからそんな概念はなかったのかもしれない。考えてみれば随分残酷な話だ。アフリカあたりから持ってこられた動物達は「系」の外で生きているだけ。

いや、動物園の名誉のために少し書きますと・・。数年前子供たちを上野動物園に連れて行った。何十年ぶりかの動物園は随分と様変わりしていた。動物達を「展示」しているだけといった趣向だったのが、今や動物達を「のびのびと放し飼いに」している(というのはちょっとオ−バ−だが)といった雰囲気に満ちていた。そのせいか見る方も開放的でのんびりできたのです。

動物の生態系や食物連鎖の系というのは人間の世界でいえば「社会環境」という言葉ですね。社会から外れて自分だけいい目をみようというのはありえないですネ、なんていう話までそのかたとして、なかなか哲学的な(^_^;)楽しい夜は更けたのでした。

7/30(水) 曇り

やっと雨があがった。ここぞと出かけた。よしよし。まだまだいるではありませんか(^_^)v

10年以上この季節に来てくださっている方が「ここ数年では最高ですね」とおっしゃった。私もそう思う。というのは、ここは例年の田圃ではないからだ。いつも行く田圃はもうあいつぐ減反でホタルが棲める状況ではない。

ここも周囲が減反で惨憺たる光景ではあるのだが、何故かこの田圃には沢山のヘイケがいてくれる。ここの1枚の田圃に限って言えば以前よりも増えている気がする。去年下見に来たときはこんなにいなかった・・・。なんでだろう。

まいいか、とにかく今年よく出ているのだから。

ゲンジもまだ頑張っていてくれる。梅雨の長さとホタルの寿命とはなにか関係があるのだろうか?

7/25〜28

雨にやられたり、冷えたりと、はかばかしくない夜が続く。今年はなんとまだ梅雨が明けていない!!

そんな条件のなか、無理やりホタル見学散歩としゃれこむと、いやぁ〜、かすかながらいますなぁ〜。この田圃はなかなかいいぞ。田圃にいくまでの暗い木のトンネルがまたいい。子供たちはこんな真っ暗なところを歩いたことがないから怖がったり、よろこんだり。それだけでも夜のイベントとして成立している。

大騒ぎしながら暗闇を抜けると向こうの方に建物の明かりがチラホラと見える田圃に出る。空も大きく広がる。星とホタルを見学するのに絶好である。

しかしこのままこの夏が暑くならなければもうホタルは出ないかもしれない。

今年は異様にカエルが少ない。蛾も少ない。そのほか夏になると現れる名も知らぬ小さな虫たちもあまり見かけない。いづれも成虫になる時期を逸したか・・。

今年の米は不作と決まった。

7/24日(木) ひさしぶりに蒸し暑い日中となった。

いたいたいた!!前回も書いたがまさにヘイケ全盛。我が世の夏を謳っている。100匹はいただろう。

いつもの田圃は、キラ星の如く。ハザ−ドや懐中電灯でおびき寄せる必要もない。田圃1面のイルミネ−ションだ。ここのホタルには珍しく、高く舞い上がるものもいて、今晩はなかなかみものだった。

小学生達6人があわせて20匹くらいのホタルに触ることができた。ホタルを手にとることの是非はあるが、ホタルがどんなものか、どこが光っているのか、大きさはどんなものか、など、基本情報を確認させてすぐ放すなら私はいいだろうと思っている。

ここにはゲンジとヘイケがいる。それぞれオスと雌がいる。それらの違いを自分の目で確かめることは悪いことではないだろう。子供たちの観察眼は鋭い。こちらが何も説明しなくとも、光の色の違い、大きさの違いなどをすぐ口にする。オスメスの見分け方も説明してあげるとすぐにマスタ−する。ホタルはオシリが光るというが、「お腹が光ってんじゃん」という子もいて、なかなか正鵠を得ている。「ほんとだ〜、オシリじゃないのね〜」とお母さんも感激して、なかなかいい場面があちこちで繰り広げられている。

出来るなら葉っぱに乗せて見せてあげると良い。観察を終えても逃げていかないホタルはそっと叢に逃がす。

サソリ座もみえたので星座も観望し、素晴らしい夏の夜となった。

7/21(月) 月は夜更けにあがってくる。雨あがりの爽やかな夜。

ヘイケ全盛だ。今が盛り。今年おもに観察地として利用させていただいている田圃がなかなか良い。九州からこられた方に喜ばれた。ホタルがス〜ッと上がって行くので見上げたら、星空が凄かった。久々の星夜だ。教科書のようなカシオペアと北斗七星が輝いていた。

これで天の川が見えたら最高だ。

7/20(日) 花火大会の夜。 夕方まで夕立のような雨が降ったりやんだりしていた。

長坂町スポ−ツセンタ−で一日中祭りがあり、そのフィナ−レとして花火大会が行われる。今晩は花火見物にでかけた。といっても、我家から徒歩3分の眼下に甲府盆地が広がる地点。花火は下で打ち上げられているので、我家からは打ちあがった花火が目線の高さで見える。

残念ながら風がない夜だったので、打ち上げの時の煙が上空にとどまり、花火を隠すような状況である。毎度のことだ。それでもまずまず見物できた。「この周囲は一昨年までヘイケの棲家でした。今はご覧のように減反がすすみ、たんなる荒地となってしまいました」と説明していたら、どこからかヘイケがス〜イと飛んできた。ラッキ−である。目を凝らすと、時折1〜2匹フワフワと飛んでいるのが目に入る。万歳。今日は花火とホタルの饗宴だ、と皆大喜び。

子供がホタルを捕まえた。少し観察するくらいならいいだろう。皆でどれどれ、と大騒ぎしながらホタルを間近に見た。子供の手のなかで光っている。もちろん殆どのヒトはホタルの全体像をみるのなんて始めてである。ヘイケのオスであること、米粒の大きさで例えると覚えやすいこと、メスとの違い、などを説明して、もういいかなと思う頃ホタルの方からス〜イと飛び上って闇夜に消えた。そんなことが2回あって、大変いい夜となった。

帰り道、川でゲンジが飛んでいた。先ほどヘイケをみたばかりだったので、皆その光の大きさの違いにすぐ気がついた、光が少し緑がかっていることにも気がついてもらえた。

ますます良い晩となった。

7/19(土) 雨が降りそうで降らない。気温は20度くらいか・・。

我屋前の戦果。川にゲンジ5匹くらい。飛び上っているのは1匹だけ。暗い林を抜けて田圃へ。お〜、歓声があがった。いたいた。田圃の水面近く、一部だがネオンのように瞬いている。20匹くらいだろうか。イルミネ−ションでなにか文字を書いているような、そんな具合。

ホタルに見とれていたのか、子供を見張っていたためか、田圃に落ちてしまった大人がいた。足を突っ込んだだけだが、尻餅もついた。畦道なのでケガはなかった。皆さんも気をつけましょう。

7/15(火) 夜20:00 雨上がり 曇り 昨日が満月

曇ってはいるが昨晩が満月のため明るい。今日は2ケ所探訪して、2ケ所とも大豊作だった。

マズ1ケ所め。これは高根樫山の渓流。北甲斐亭というソバやに集まり、そこからナイトウォ−クとしゃれこんで、風切りの松の散歩道を歩く。一人ではかなり怖いですよ。後ろから肩を叩かれそうです(~_~;) 今日は7人だから大丈夫。

渓流へは消火栓の赤いランプが点滅しているところから下りる。いや〜〜いたいた!!ここはゲンジホタルの棲家として理想的。早い流れ、きれいな水(ゴミは沢山おちている)、両岸に生い茂る大きな木々。真っ暗な湿った空間。渓流の音以外聞こえない。道路を走る車のライトも届かない。そもそも人も車もめったにこない。ただし足場は悪い。サンダルでは危険。

上下に浮遊するホタル、ホバリング状態のホタル、色々。ここは周囲が暗くホタルの数が多いから知っている星座になぞらえて見ると面白い。川面近くに北斗七星まであと2匹、というところまで1瞬揃ったが、すぐ崩れてしまった・・。

だれかが1匹のホタルが下に一直前にす〜っと落ちていったのを見た。ラッキ−です。それは上空を飛んでいたオスが叢で信号を送っていたメスと気が合い、恋に落ちた証です。俗に「ホタルが落ちた」と言って、交尾成立の瞬間を見たことになります。

次に高根町のとある田圃に移動。ここは人家が1軒すぐ側にあって、迷惑がかかるといけませんので教えられません。しかしよくぞこんなところを見つけてくれたものだ。今日は私が案内されていったのだが感謝。ヘイケボタルを見るのにこんないい条件の所はない。

ここもやはり大きな木が生い茂って、真っ暗な湿った空間を上空まで構成している。小さなゆるやかな流れがその森なかにあるらしい。前は一面の田圃が果てしなく広がっている。

ヘイケボタルが田圃ではなく、その暗い森に集まって、ニュ−ジ−ランド−にあるというツチボタルの洞窟のような(船で見物にいくのだそうだ・昔新婚旅行に行こうとして調べたことがあるが、予算の関係でグアムになった^_^;)光景である。ヘイケボタルを首が痛くなるほど仰ぎ見ると言う経験は私は初めてだ。

以前この日記にヘイケはあまり上空まで飛ばないようだ、と書いたが、それは周囲の条件によるのだと訂正いたします。ニワトリじゃあるまいし、やっぱり羽があるんだから、上まで飛ぶのですね(~_~;)

前半はゲンジの乱舞後半はヘイケの乱舞を間近に見て、大満足の一夜となりました。

まだまだホタルは出ますよ〜。

7/10(木) 夜20:00 直前まで雨

雨が止んだので出かけた。実にラッキ−である。傘もいらない。

今日ははるばる大阪からホタルを見に来てくださったのだ。なんだか恐縮してしまう。大阪からならここまでくる途中に沢山ホタルの出そうなところがあるはずだ。わざわざこんなホタル数の少ないところに来られなくても・・・。

と思っても仕方がない。せっかく来てくださったのだからなんとか見ていただかなくては・・。直前まで雨だったが少し前に止んだので出かけた。空模様もあやしいので、我家前で見ることにする。

まずは川に下りる。しばらく待っていたらやっと光りだした。ほんの数匹。飛び上らずに草につかまって光っている。ぼ〜っと光っているのはきっと飛び上ってメスを探す気力もない雄だろう。明るいが点滅はしていない。ホタルは生涯光っているが、チカチカと点滅をするのは交尾をしようと相手を探す時だけのようである。普段は無駄なコトをしないのだ。先ほどまで雨だったので、羽を雨に打たれないよう、じっと草の陰に隠れていて、今晩は交尾をあきらめたのだろうか・・。こちらも根気よく眺めていたが、ついに飛び上らずじまいだった。

次に暗い林の中を歩いて田圃へ。いや〜こちらにはやる気のある雄がいた。ふわふわ飛んでこちらに来た。上空で木の中を上ったり下ったり、いったりきたりしている。しっかり点滅している。

よかったよかった。点滅しながら飛んでいるホタルを見ていただかないことには始まらない。田圃の真ん中まで歩いていってしばらく観賞。数こそ少なかったが、時折ふわふわとこちらに飛んでくるものあり、遠くで明るく点滅するものありで、この天気にしては幸運というべき晩だった。

7/9(水) 夜20:00 直前まで霧雨

本日またビオト−プへ。すぐ近くのグランドでナイタ−をやっているので川沿いは全滅。昨年も同じことを書いたが、秋葉ホタル公園の近くにもナイタ−グランドがある。これはどうにかならないものか。

「ナイタ−設備」といい、「ホタル公園」といい、田舎には珍しい施設が偶然とはいえ2ケ所とも隣接して存在している。まったく皮肉である。木を植えるなどして少しでも光害を防がないとせっかくの公園が泣く。

奥の森にゲンジを見に行った。最初の数分いなかったが、すこし静かにみていると出てきた出てきた。今日は八ヶ岳歩こう会の有志による「ナイトウォ−ク」と称した観察会である。10匹もいなかったと思うが、皆さん、何十年ぶりだ、とか、こっちへ来て初めてだ、とかおっしゃって感激されている。夜20時以降は外に出たことがないという品行方正な方までいて、今晩はみな少し不良中年(老年^_^;?)になってはしゃいだ。

ホタルのニオイが話題になった。子供のころ無数にいたホタルは、捕まえてみると「青臭いような臭いがした」そうだ。しかも「ごしごし洗っても落ちないのよね」なんだそうである。

私は残念ながらホタルの臭いを知らない。去年実は手のひらの上のホタルを嗅いだが草の臭いだと思った。もしあれがホタルの臭いなら覚えている。再確認したい。が、絶対数が目に見えて減ってきている今年は極力捕まえないようにしているので、臭いを嗅ぐチャンスがない。

今シ−ズンの課題にしよう。ホタルを手のひらに乗せないで臭いを嗅ぐ。

7/6(日) 夜20:00 多分22度(昨日よりちょっと涼しい) 曇り 月はなし。

昨日ビオト−プでならったことを忘れないうちに本日のお客様に実験(~_~;)

同じコ−スを歩いて、昨日の指導員の方がやったようにご案内してみる。ふむふむ、我ながらよく覚えている。自分のフィ−ルドを持つということはこういうことだな。目をつぶってもどこに何があるかわかる。だから昨日との違いもすぐ分かる。

しかしこのコ−スの後半はほんとに真っ暗だ。目の前に誰かいても気がつかない。ゲンジにとって最高の舞台。よく飛んでくれた。ゲンジが上空高く舞い上がり、落ちるように下方に移動するときの情景は、花火の一片が輝きを残像に残しながら落ちていく様に似て、なるほどホタルは「火垂る」とも書くことが頷ける。「星垂る」といい「火垂る」といい、ホタルは千変万化である。

ところで昨日の指導員の方にイジワルイかなと思ったが、ホタルの羽音について質問してみた。絶句された。予想していなかった質問だったようだ。まぁたいして重要な質問ではないのだが、自力で解決できそうなことだけに気になる。

7/5(土) 夜20:00 23度 蒸し暑くない。

今日は大泉ビオト−プで開かれたホタル観察会に参加してきた。やっぱりたまにはこういう会に参加して専門家の話を聴かないとだめだ。本日はホタルの数こそまぁまぁという程度だったが、やっぱり話は聴くものだ。大変勉強になりました。忘れないうちにいくつか書き留めておこう。

1)メスがあまり飛ばない訳。

ホタルはメスもオスも飛翔するが、大概の場合活発に飛んでいるのはオスで、メスは叢でひっそりと光っていて、オスの来るのを待っている。何故か? オスは交尾が目的で飛んでいる。交尾さえ済めばそれでいい。ところがメスは交尾のあとに産卵という大変な仕事が待っている。そこで、メスは産卵成就のために体力を温存して、あまり飛ばないという訳なのでありました。(ホタルの寿命は10日前後で、その間水しか飲まない。ホタルは大変体力の弱い生き物なのであります)

ふ〜ん、なあるほど。オスは交尾が目的で、メスは産卵が目的とは、なにかこう、普遍的にどの生き物にもあてはまるような気がしますなぁ・・・。

2)ホタルの明滅の間隔。

富士川を挟んで関東側は4秒。関西側は2秒。という話はよく本などにも載っているが、今日始めて「4秒」の数え方を知った。

関東側のホタルの例でいえば、4秒光って、4秒暗くなる、というのではないのです。2秒光って2秒暗くなる。合計で4秒が1サイクルだから「4秒」というのであります。知ってた? 私が無知なのか、それは知らなかった。どう数えても我家前に出るホタルは2秒しか光ってないので、おかしいなぁと、以前から思っていた。なぁ〜んだ、それでいいんじゃん(~_~;) う〜ん,しかしやっぱりこういうことって専門家に聞けば一発で解決することですね〜。長年悩んで損した。

3)光るホタルは珍しい

日本にはホタルが47種いるそうです。そのうち光るホタルは僅か10種類。そのうちの3種類が八ヶ岳で見られます。それはゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメホタル。とまぁ、そういうことは本を読んで知っていたが、実際ホタル観察会で指導員の方が目の前でそう言い、聴衆が一斉にオ〜ッと驚くところに立ち会うと、うむうむ、やっぱりそうか、と再確認できる。不思議なものだが、本を読んだだけでは納得できないものが、フィ−ルドで先生にそう言われると、やぱりそうか、と頷いてしまう。 なんでだろ〜。

4)懐中電灯はつけてはいけない。

それはもっともな話である。特に観察会というような大勢を引き連れてホタルを見に行くときなど(今日は約50名づつ2班に分かれて行った)、厳しく言っておかないと大変なことになる。指導員の先生は繰り返し「明るいと逃げてしまう、ホタルは臆病だから隠れてしまう、どうしても必要な時は足元だけ照らして、絶対ホタルを照らさないで」と口をすっぱくして言っている。今日は中学生が大勢いた。彼らは人の話など聞いていない。指導員の先生は注意におおわらである。私だったらとっくに怒鳴りつけている。中学生というのはこういう場合始末に終えない。あちこちで懐中電灯がついている。

さて、それはそれとして、私の経験からいけば、決してホタルは懐中電灯をつけても逃げない。ただしその場合の懐中電灯は絶えず点滅させておくのである。しかも長時間ではいけない。テキにばれてしまう(~_~;)

大勢でいく場合は「点滅」させても結果的に「照らし出す」効果となってしまうので厳禁だ。懐中電灯ひとつくらいなら鳥笛のような効果はある。無論直接ホタルに光を当てるのはいけません。どこかアチラの方に向かって点滅させるくらいで丁度いいのである。

5)川にもヘイけ

一口に川にはゲンジ、田圃にはヘイケというが、流れのゆるいところなら川にもゲンジがいるのです。と聞いて安心した。私はウチの前の川にヘイケがいるので、こいつは田圃が減反になったので逃げてきてやむなく川の住人になったヘイケだ、もしかしたら環境適応型の新種のホタルだ、学会に発表しようとずっと思っていた(~_~;)

なぁ〜んだ。川にヘイケがいても当たり前なんだ。ハハ、知らぬは私ばかりなりか。

7/4(金)  少し涼しい夜 かみそりのような月が霞がかって空は異様なム−ド。

ホタルは英語でファイヤ−フライというのだそうです。フライは蠅のことなので「火の蠅」!!どうもロマンチックでないですね(~_~;) もっとも英語ではあまり昆虫を細かく区別する言葉はないそうで、例えばスズムシやトノサマバッタやマツムシなどはすべてグラスホッパ−というらしい。「草を跳ね回るヤツ」という意味なのだろうか。

昆虫の声や姿を聞き分けたり見分けたりするのは日本人特有の感性なのでしょうかね。そういえば雨を表現する言葉が(時雨、夕立、春雨、等)何十(何百?)もある日本語は世界にもあまりないそうです。もっともある南の島の国には夕日が落ちる時の空の色を表現する言葉が何十(何百だったかな・・)もあるそうだから、何に敏感かはその国の様々な事情によるのでしょう。

さて、本日はアメリカ人ご家族をご案内して付近を散歩してきました。「ソ−キュ−ト」という言葉が嬉しい(~_~;)

4歳の男の子が蛍を「チェリ−ボンボン!」といって喜んでいる。どうして蛍がチェリ−ボンボンなのかわからないが彼には「ソ−キュ−ト」なものは「チェリ−ボンボン」と結びついているのかもしれない(~_~;)

とはいうものの今晩は少し涼しくて、30分見て廻って4〜5匹しかいなかった。いずれも明るい蛍で、遠くにいるのにはっきり見えることに驚かれていました。

一匹叢で光っているので近づいて観察。そのうちス−イと飛び上って逃げていったが、懐中電灯を点滅させると円を描いて帰ってきた。しかし彼らの飛翔能力は観察するかぎり1分ともたない。木の葉につかまりたくてしょうがない様子である。しばらく私達の周りにいてくれたかと思うと、ふいに近くの木や叢めざして飛んでいってしまい、姿を隠す。

近くまで来た時に今日こそ羽音を確認してやろうと思うのだが、まだ果たさず。蚊でさえブ〜ンとうるさいのに、どうして蛍は静かなのか。熱くない光とともに音のしない飛翔も謎である。

また、蛍狩りという言葉が示すように、蛍は人の手の届く辺りを飛翔する。特にヘイケボタルがそうである。彼らは水田の上を稲穂すれすれに飛んで、また稲穂の間に隠れる。時に上空高く舞い上がるヤツもいる。極稀に夜空の星にまぎれるほど上空に行くヤツもいる。そういうときは見ている人たちから一斉に歓声があがる。ホタルは「星垂れる」から来ているという説もあるのが頷ける。ホタル見学の一番の見せ場である。しかしほとんどはゆらゆらと水平飛行を繰り返す。

それは彼らの飛翔能力に理由があると私はみているのだが、考えてみればカブトムシもテントウムシも、飛ぶには飛ぶが、飛翔能力という点では他の昆虫にまるでかなわない。背中の甲冑が割れて羽が出るのだが、ホタルもそういう昆虫の仲間なのだろう。ホタルに甲冑はないが、背中が割れて羽根になる理屈は同じだ。そういう構造では力学的に飛翔能力は低下せざるを得ない、ということか。

上のようなことは本でも調べればすぐわかることなのかもしれないし、まるで間違っていることをかいているかもしれないのだが、私のホタルに関する興味は「想像して楽しむ」というところにあるので、事実誤認があっても許されよm(__)m どうしても「それは違うぞ」と言いたい人はメ−ル下さい。

ともあれ、今日も、すくない蛍ながら充分楽しんだ晩でありました。

6/30 今日は頂いたメ−ルから抜粋して日記がわりと致します。

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>6月19日に蛍を見つけました。
>ペアハットさんの蛍のHPを参考にして、今年は鳩川を攻めてみました。大工〆橋や
>秋葉公園の場所がわからないので、1/25,000地図で鳩川を探して車でウロウ
>ロしました。よそ者が滅多に入らないような別荘地まで入り込んだので、住民の方か
>らは不審そうに見られていた気がします。また、自動点灯式の防犯灯にも反応された
>りして。

多賀:そうなんです、ホタル見学は怪しまれるのです。「ほ〜ほう〜ほうたるこい」と歌でも歌いながら歩くしかありませんね(~_~;) 

>見つからなかったので、諦めかけて帰る前に「最後にもう一度」と行った所が、ひま
>わり市場のある交差点(谷戸でしょうか?)を中学校の方へ下って行き、神社の先の
>ガソリンスタンドの信号を右に曲がったところです。鳩川と宮川が合流するする地点
>の橋です。田んぼの上をフワーッと1匹飛んでいました。
>橋の上からしばらく見ていました。全部で10匹以上は見た気がします。木にも止
>まっていました。

多賀:この情報はありがとうございます。その場所は行ったことなかったので、さっそく昨日行ってきました。かなり怖いところですね(~_~;) ちょっとどぶ臭かったです。それに橋の両側に水銀灯があってかなり明るいですね。確かにホタルのでそうな川ですし私も2匹見ましたが、ヒトに奨めるのは止めておきましょう。人家が周囲にあって怪しまれる環境のため長居はできないからです。

>欄干に手を付いて蛍を見ていたら、反対側の欄干から、僕の左2メートルの欄干の足
>元に何か生き物が移動して来ました。パッと見ると、猫よりは大きくて細長いし、大
>きな鼠にしては尻尾がふさふさしているし、「一体何だろうな?」とジッと見たら、
>目が合った瞬間に向こうは逃げてしまい、土手の草を掻き分けていなくなりました。
>狸でしょうか。それとも今、話題のハクビシンでしょうか?そんなわけないですね。

多賀:イタチかテンでしょう。ハクビシンも目撃例がありますが、「細長くて尻尾がふさふさ」とくればやはりイタチかテンの可能性が強いです。こういうホタル以外の様々なモノと遭遇するのもホタル見学の楽しみです。20時ごろの空には人工衛星もよく見えます。真夜中に満開となるアレチマツヨイグサも見られます。

>長坂インターへ行く道を間違えてしまい、遠回りしたら、秋葉公園の入り口を見つけ
>ました。こんなにもひとや車の多いところに蛍が本当にいるのか、信じられません。
>いつか行ってみようかと思います。

是非お越し下さい。当地のホタルは8月上旬まで見頃です。まだまだホタルの季節は始まったばかりです。

6/29(日) 晴れ 新月を明日に控え、真っ暗。星は出ている

25日の日記に書いた「人様を脅かしてしまった場所」に今日も行って見る。いたいた。まず挨拶代わりに2匹。

おや、奥のほうからヒトの話し声が・・。こんな時間にここらを歩く人なんていないわけだが・・。今度は私がおどろく番だ。しかしよく聞くとお年寄り達がホタルの光に歓声を上げているのだった。近くの別荘族の方々のようだった。 今年はホタル見物で歩いているヒトをよくみかける。

向こうの方から質問が来た「お宅様はどちらから来たのですか」「すぐそこの建物です」と言ってペンションの方を指差した「まぁ、地元の方もホタルに関心があるのですね」と言われてしまった。返す言葉が無い。いつも私が言っている言葉だ。国分寺から来たというその方々からみれば、すぐそこに住んでいる私は当然「地元の方」に該当する。余計なことをしゃべってもしかたがないので「ええまぁ」と言ってお茶を濁し、しばしホタル談義。確かに私はほんとの地元の方とホタル談義をしたことがあまりない。

別れてさらに奥へ。田圃の真ん中におりていくと、さらに4〜5匹。いたいた。ゲンジかヘイケかちょっと見分けがつかなかった。広い空間で星空も良く見える。やはり今年はここをフィ−ルドとしよう。

大泉のビオト−プに足を伸ばす。昨日ホタル観察会が行われたはずだが、どうだったのだろうか。私は仕事で参加できなかった。今日の様子ではあまり出なかったのではないだろうか。ゲンジを2匹発見したのみだった。公園の奥のほうから家族連れが出てきたので(真っ暗なので、まさに「出てきた」という感じである)聞いてみると「2匹だけいましたよ、まだはやいんですかね」ということだった(相手と数メ−トルの位置だったが暗さのため顔はみえない。ぼんやりと体の輪郭がみえるのみ。田舎の新月とはそのくらい暗いのです。)

ビオト−プは「水生昆虫優先」の環境を人工的に守っているところなので、川に茂るヨシやその他の草刈をしない。ホタルにいい環境をつくっている。田舎で「草刈をしない」というのは相当な話し合いや説明や説得があったものと思われる。 たいへんなことなのですよ(~_~;) 都会は草も生えない不毛の地だが、田舎は草を刈ってしまう不毛の地なのです、というのはやや言い過ぎで語弊があるが、親の敵のように草を刈る習慣のある田舎ではホタルがいようがいまいが、草を刈ってしまう。しかもホタルにとって一番大事な時期に。

ここでちょっとゲンジボタルの生活史をおさらいしよう。

夏(例えば7月)産み落とされた卵は、日陰で常時濡れている水草や苔の上にあって約30日で孵化する。

8月 孵化した幼虫はただちに地表から水中にはいり、生活する。カワニナを食い、脱皮を繰り返しながら約9ケ月間過ごす。冬の間は川底の石の下でじっとしている。エサのカワニナが水辺にあがったり、岸の落ち葉の下などに潜って越冬してしまうからである。

5月 蛹(さなぎ)になるために陸上へはいあがってくる。上陸の時期は一般に「その土地のヤエザクラが咲き出す頃」といわれている。この時期は河川の水温も上昇する。水温の急激な変化が幼虫に刺激を与え、時期の到来を告げるものと推定されている。夜間上陸した幼虫はすぐに穴を掘ってこのなかで約40日間じっとしている。口から唾液をだしながら「まゆ」となるのである。

6月 まゆから脱皮して蛹になる。蛹から約2週間で成虫となる(羽化)。

7月 羽化直後は体がやわらかいため、2日間地中にとどまる。体が固くなってから土を押し上げ。地上に姿を現す。オスは約6日間、メスは約12日間の命である。この間に子孫をのこさなければならない。

資料提供:矢島稔「謎とき昆虫記」

というわけです。私の地域では地表直下で今まさに土を押し上げ地上にでようとしている大事な時に、村中の男が一斉に川に入って草刈をするからホタルはたまったものではない。踏み潰されるか、出口をふさがれる。出てきてもつかまる草がない。

だが、田畑を守る地元の人々にとって、ホタルなど単なる無用の昆虫の一種にすぎない。種が撒き散らされたり病害虫の巣になる草むらは刈らねばならない。なので、 田畑の盛んな田舎で「草刈をしないところを残す」というのは大変なコトなのであります。

一昔前まではたとえ草刈が行われても用水路はU字溝ではなかったし、河川も矩面がコンクリ−トで固められていなかったので、いくらでもホタルは住んでいられた。しかし今や6月に行われる川の草刈行事がゲンジの運命を左右するようになった。6月は草が一番伸びる時期なので、この時期草刈をやらないわけには行かない・・・。ジレンマである。

もっとも、我家前の川はちょっと事情が複雑だ。県の川を町が管理をまかされ、それを地区の住民に委託して草刈をしているという状況にある。これが年に一度の草刈が行われるだけで、まるで管理に値しない。草刈の後の草を片付けないからホタルどころか人間様も川で遊べない。これで「水辺公園」などと言っている。一体誰が真の管理責任者なのか曖昧な状況だから誰も真剣に川の管理など考えない。どうせ川で遊べないなら草刈などせずにホタルや水生昆虫の出るに任せればいいと私は思っている。この川の草刈は一体なんのためにおこなわれるのだろうか・・。

ところで、ホタルを守ると一口にいうが、養殖してホタルを増やすのは単に「ホタルが増えた」というだけの話である。河川の工事方法に 問題はないか、水はきれいになったのか?、農薬はどこまで使用が許されるのか、小動物の生息環境は今どうなっている?、地域の方々の意識はどうなのか、垂れ流しの現状は?などなど、環境問題は無限に裾野が広く深い。 養殖で多くのホタルを飛ばすことがかならずしも環境問題とは連動しない。(と矢島稔さんは書いている。同感)  趣味で養殖したり、観光のために養殖したりするのはいっこうに構わないが、それを「環境問題のシンボル」などと勘違いしないで欲しい。

私はホタルをただ眺めている野次馬 だ。まぁ、ホタルのいるうちはなるべく多くの方に見てもらうのがよろしかろう、という私の 独断で遊んでいるに過ぎないので、これ以上あまり踏み込んだことを書く資格もなさそうだから止めよう。今日の日記は長くなりすぎた。

ホタル君は一体、保護してもらいたいのか、絶滅してもいいやと思っているのか、ほっといてくれと思っているのか、眺めているだけならやめてくれと思っているのか、 それとも、光でも眺めながら俳句の一句も作ってみたまえと思っているのか、聞いてみたい・・・。

6/25(水) 雨のち曇り 雨がやんで空気が澄み、遠くの山肌がきれいに見えた。月は出ていない。

遅くなったが散歩に出掛けた。21時頃である。20米ほど行ったところで緑色に光るホタルを見つけた。やった!頭上高く浮かんでいる。橋げたのあたりを漂っている。今年我家前で見た初めてのゲンジだ。しかも2匹。

この川には道路より一段低く散歩道がある。川底はさらにそこから一段低い。そこを歩くと、橋はかなり高く仰ぎ見る感じとなる。ホタルから見ればこの橋の下の暗い空間はかなりの上空と見えるだろう。ここが湿っていればホタルの大好きな場所となるのだが、いかんせん、風通しも良く、あまり湿った空間とはならない。

だからホタルの動きはやや「おそるおそる」という感じに見える。橋の下の暗闇にス〜イと潜るのだが、すぐ出てくる。そこは木の葉もなく湿ってもいないからホタルにしてみれば「せっかく飛び上がったのにぃ〜」というところだろう。なんとなく行き所が無くてウロウロしているといった感じ。しばらく目で追ったが、反対側の岸辺の木の方に吸い込まれていった。

そこで川の反対側の岸を歩いてみた。ここは川に沿った道路に高い林が100米ばかり続いて、暗いトンネルを作っている。行き止まりなので、ホタル見学散歩には使っていない。しかしホタルが好みそうな空間ではある。道路の両側から高い木々が覆いかぶさるように生えていて、上空はもとより足元まで暗い空間を作っている。ゆっくり進んでいくと案の定いたいた!。さっきのヤツかなぁ、2匹である。

さらに進んでいくと田圃があった。周囲に家があまり無いから真っ暗だ。ふむふむなかなかいい環境だ、この田圃ならヘイケも出るかもしれない。今年はこちらをホタル散歩コ−スとするか・・・・。などと思いをめぐらせながらその辺をウロウロしていたら、1軒だけある人家の玄関の照明が点いた。さらに人が出てきて犬を外に繋ぎ始め、懐中電灯であたりを照らしている。なにやら私を怪しんでいる様子だ(~_~;) 知っている方なので挨拶をしたが川の音で聞こえないらしい。

かまわず散歩コ−スを探してウロウロしていたら、今度はそこのご主人が出てきて、一層大きな懐中電灯であたりを照らしている。こりゃ、絶対私は怪しまれている。私は川の岸辺を歩いていたがとってかえし、こちらからも懐中電灯を振りかざしながら、大きな声で挨拶をした。やっと私だと気がついたらしい。

ほっとした声で、なんだ、どうしたんですか、というから事情を説明して謝った。確かにこんな時間に懐中電灯をチカチカさせて一人歩いている方がおかしい。心配させた私の方に非がある。

幸い分かってくれたが、今度は私が驚いた。この辺にホタルが出るのをご存知ないようだ。しかも、もうホタルの季節は終ったんじゃないですか、とおっしゃる。とんでもない、これからですよ。

興味の無い方にはそんなものなのだ。ちょっとガッカリしたが仕方が無い。みな自分と同じ興味で生きている訳ではない。だが、このことは「興味を持って見なければ気がつかない程ホタル の数は少ない」ということを意味する。

ホタルの存続はかなりの赤信号である。

6/21(土) 曇り 昨日今日とムシムシする暑い日 高根役場前で31度。月の出は22:00頃

今日は期待通りの出だった。むしむしする暑い日が二日続いて、一気にホタル日和(^_^;) いつもの大工〆橋のところはウヨウヨフワフワ。夜景のように川面がざわめいて、今年一番のアタリ日。源氏ボタルは誰の目にも青 色がかった緑色の光と見える。ヘイケの弱弱しい薄黄色の光とは違うので美しいことこのうえなし。

川底が低く土手が高いこの川は、いつもはギリギリまで近づかないとホタルが見えないのだが、今日はわりと遠くからでも見える。細い道に車が2〜3台ノロノロ走っていて、たぶんホタル見学だ。今日の出具合なら車に乗ったままでも見えるかもしれない。

しかしやっぱりホタル見学は不精をしないで車から降りましょう。川面近い草むらを覗き込むと、星座のように瞬いているホタル達がいます。時に離散集合を繰り返すから、あ、オリオンの三ツ星だ、白鳥座だ、スバルになった!と想像をしながら眺めると実に楽しいデス。

この分だと秋葉ホタル公園も人が多いかなと思いつつ行くと、果たして公園の駐車場は8分の入り。

危なっかしい階段を下りていくといたいた。橋の左手は大きな木が川にかぶさっているように茂っているから、ホタルは自由に立体的な空間を上下に移動している。やっぱりホタルの動きはは垂直移動が素晴らしい。川底と土手の高さの間の空間しか飛べなかった大工〆橋のホタル達とちがって、ここのホタルは大きな木の作る空中の暗闇に向かってス〜イと上昇していける。実に気持ちが良さそう。

公園には三々五々常時10名くらいの見物人たちがいて、私達が帰るときもまだ新しい車が駐車場に入ってきていた。土曜日ということもあって、のんびり夕涼みということか。

ところで公園への行き帰りの車中、お客様の8歳と6歳の姉妹が「カエルの声」について聞こえた、聞こえないと何かしきりに気にしていた。お父さんも「このあたりの田圃にカエルいますよね」と私に話しかけてきた。「ハイハイ」と私はいい加減に(失礼)頷いていたが、後で聞いて驚いた。

この姉妹は「カエルを見たことがない」のだそうだ!!!グェツ、いまどきの都会っこはそんなものか??じゃこんどは夕食後「カエル見学散歩」をしなくちゃ(^_^;)

私の日記「八ヶ岳三日坊主」にちょうど「カエルがめっきり減った」と書いたばかりだったので、この姉妹のカエル見たこと無い発言はズシンときた。こんな田舎でも最近めっきり減ったのだから都会ならとっくに絶滅していてもおかしくない。もう間もなく童話か御伽噺でしか会えない生き物になってしまうのだ。もっとはやく言ってくれればカエルを捕まえて手のひらに乗せてあげたのに・・・。

ところで、帰り道私のホ−ムグラウンド「小荒間水田」にホタルを発見。やった。ついにここまで上がってきた。長坂町のホタル前線もあと一息で我が家まで来る(^_^)v

6/15(日) 曇り 寒くない気候 雲りのために月は見えないが視界は明るい。昨日が満月。

昨日今日と二晩続けて「大工〆橋」と「秋葉ホタル公園」へ行く。いるいる。今日は公園のホタルは60匹くらいはいたと思う。川筋ではなく細い水路の方の植え込みにピカピカと瞬いていて、なかなか壮観。 青みがかった緑色の点滅が見ようによってはちょっとした町の夜景(^_^;)という具合だった。ここのホタルは7月に入ってもみられるので案外期間は長い。しかしもう最盛期に入ったと言っていいと思う。皆さん、今が見頃ですよ。

小荒間地区では昨日地区総出で川の草刈をやった。ホタルの出現に影響がなければいいが・・・。

水田に出るヘイケは今年は少なくとも我が家周辺は全滅だろう。もう見事なくらいに休耕田になってしまった。昨年とまるで様子が違う。

ところで日本の食料自給率は40%だというが、これは先進国のなかで最低らしい。米だけは95%自給だと言って減反などしているが、そんなことしている場合なのだろうか・・・。もっと米を食べさせる工夫、米を加工して他のものに変える工夫、米を外国に輸出する工夫などしないのだろうか。世界的にも食料事情が悪化しているというのに減反などしている神経がどうもよく分からない。どんな理屈をつけられても納得しがたい。

米を作ることは水田を守ることであり、水田を維持することは国土の保全に役立つものである。稲作が始まって以来日本人の身近な自然といえば水田に起因する景観とその中で連鎖する生き物達ではなかったか。米を作らないということは、それらをすべて不要と考えることだ。国土も保全しなくて良く、景観も壊して良く、まして小動物や昆虫達などどうでもよろしい。どうもそういう政策のようにしか受け取れない。

一方ビオト−プなるものを作って、ミニ水辺、ミニ里山の環境を再生させる運動があちこちで盛んだ。どうも釈然としない。いや、ビオト−プに責任は無い。むしろあちこちでよく頑張っている。近くの村にもビオト−プなるものがあり、そこのホタルの復活作戦は功を奏していると私は見ている。

だが、なぜ、そんなことをしなければならなくなったか、何故里山にまでビオト−プを作らなければならなくなったか!?背景を良く考えてみることが必要だ。話は単に 米やホタルだけのコトではない。国の重大な政策がどこかでズレている。

あれ、なんだか難しそうな話をしている(~_~;) もう眠い証拠です(^_^;) 寝なくちゃ・・。

6/12(木) 曇り 少しムシムシする晩。月:13夜

今年から天気や月齢等を書こうと思う。ホタルの出現数と密接な関係が読み取れたら嬉しい。気温をどうやって測ろうか・・。ともあれ、本日やっとホタル観察へ出かけることが出来た。今年最初の観察だ。もう町内の下の方に出始めていることは知っている。期待しつつ車を「鳩川へ」

まずは名前も粋な「だいくじめばし」。ナンだと思います?「大工〆橋」というんです。名前の由来は分かりませんが、なんだかいいですね。この橋のたもとなら何時間いてもあきない。いろんな空想を楽しめる。

橋の近くに大きな木が1本あって、この木の下というか中というか、まあ、ともかくソノあたりにゲンジはいるのです。長年見ているとどうやらゲンジは垂直に飛び上がるのが好きなようです。それには垂直方向にも湿った空間がなけれダメなんですね。つまり大木が川の側に生えている状況。できれば両岸に林が続き、川面を覆っているような状況が理想です。護岸工事で両岸の木々までバッサリやられるとゲンジの遊ぶところがありません。

いたいた。私にとって今年始めてのホタル。まずは木の中に。川面を低くス〜ッといくやつもいた。

思い出して眼鏡を取り替えた。メガネやさんが何故か「貴方には1,5でなく1,2の視力になるようメガネを作ってあげます」と言った。その方が水晶体を支える筋肉に無理がかからないのです(らしい)。しかしあれから約2年。今や毎晩のパソコン凝視で多分眼鏡をかけても1,0に届かない視力になった。古いメガネを持っているが、実はそれが多分1,5になるよう調節された眼鏡だ。星を見る時にそれに替えるとほんとにクッキリ見える。今日はその眼鏡をポケットにしのばせて行った。

眼鏡を替えて驚いた。川面を行く大きな一匹のゲンジが二匹に分かれた。つまり最初から二匹だったのが眼鏡のせいでボンヤリと大きな一つの光りに見えていたのだ。もつれ合いながら飛んでく二匹のホタルと分かった瞬間、アルビレオだ!と叫んでしまった。白鳥座の嘴も肉眼では一つの星だが望遠鏡で覗くとそれはそれは美しく輝く2つの星に分かれます。それをアルビレオと言うのですと星仲間から教わった。

いや〜いるいる。見える見える。叢の中。向こうの木の中。川面をまだ飛んでいるやつ。眼鏡を替えたら世界が変わってしまった。初日からラッキ−でした。

といっても、あ、あれはさっきのホタルがUタ−ンしてきたんだ、こいつは今叢から現れたヤツだ、と分かるくらいですから、あんまりたいしたことはありません。光りで 個体識別が出来ちゃいけませんね。寂しいなぁ。だいたい30匹程度だと思います。ま、これからに期待しましょう。

次にすぐ側の「秋葉ホタル公園」へ。おや、川底まで見える。妙に明るいな。さっきは気がつかなかったが、今晩は雲が全天を覆っていて星も月も隠れているが、懐中電灯が不要なくらい明るい(21:00)。これは今日が満月かその前後の日日ということを示している。案の定帰ってきて調べたら13夜だった。明後日が満月だ。

この公園はよく作ってくれたと感謝しているのだが、観察する人間の側にサ−ビスしたのか、ホタルを見やすいようにとの配慮か、公園内を流れる川の部分に木が生えていない。これだとこういう晩には水面上に暗がりが出来ないからホタルは暗がりに引っ込んでしまう。公園の両端に木が作る暗がりがあるが、そこにはチラチラと光りが見えた。時折す〜っと明るいところに出てくる。

しばらく見ていると、私一人のはずの公園のどこからかタバコの臭い・・。あれ?どこから?と見ると上の駐車場の方から背広姿の男が5〜6人降りてくらしい様子。タバコの赤い火がチラチラ見えるから、あぁ彼らだなと分かった。それにしても私の鼻はなんていいんでしょ(~_~;) まだ男達は階段の上ですよ。それにあんな遠くにいるのに「背広姿」と分かってしまうくらい今晩は明るいんだなあと実感。

ところで、こんな時間に背広姿でホタル見物とくれば、お役人さんか議員さんの視察だろう。案の定向こうの方から「あれ?多賀さん?」と声をかけてきた。長坂町の関係者の方々だった。

特に「視察」ではないようだった。ともかくホタルが出ているから見に行こうよ、ということらしかった。これは嬉しいことです。「ホタルが出ているから見に行く」!こういうことがちゃんと出来れば一人前の大人です(~_~;) 

ま、それは冗談ですが、役場の方々もホタルに関心を持ってくれているんだなあとホットしました。あ。当たり前か、この公園をつくったんだもんね。少し立ち話をする。皆さん地元の方だから、昔は如何にホタルがいたかを語ってくれる。うむうむ。そうだったのか。今後も大切にしたいですねえ・・。

たまにはホタルを見ながらの雑談もいい。こころが和む。実は彼らとは昨晩「七ケ町村合併説明会」で一緒だった。彼らは説明する側。私は質問する側で、一人苛立った私が大人気なくも幾つかの発言をして、色々とやりあった相手だった。しかしこういう場所で会えば心は穏やかである。やあやあと挨拶をしてホタル談義。

やっぱり人とは外で会うのがいい。ホタルを見ながらならまして。

今年の夏もホタルを介して色々な人と出会えたら嬉しいと期待しつつ、まずは、ホタルシ−ズン到来に乾杯。

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