〜ホタル日記〜   2002ホタル通信  FROM山梨県・小荒間水田周辺
 
8/15(木) まだいた。

おっとどっこい、てやつですね。今日は長坂湖で花火があるので、それをみながらという口実をもうけてお客様をホタル見学散歩に引っぱり出してしまった。ハハ、いたいた。

ヘイケボタルがいつもの田に一匹。

花火もよく見え、ヘイケの残党もみつかり、めでたしの晩となりました。これで星空が見えていればいうことなしだったが、なかなか三拍子は揃わないものですね・・。

8/13(火) 最後の飛翔か?

例年お盆の頃消えゆくホタル君は、今年も予定通り(?)の行動であるようだ。今日はゲンジホタル発見できず。ヘイケも見えないのであきらめて帰ろうとしたところ、1匹ス〜イッという感じで何処よりか来たりて、何処にか消えていった。

もう、お客様をこれ以上ご案内できない。ご案内する以上1匹は見て頂かねばならず、その期待を裏切ることは出来ないからである。それに、八ヶ岳の夜はもはや虫たちの鳴き声で一杯である。

あとは★のきれいな夜「★見散歩」ということにして、運が良ければホタルの残党と出会うことにしよう。

とりあえずいったんこの日記はここで終わりということにします。が、もし今後発見したら記録の意味で追加書き込みを致します。とりとめのない日記におつきあいいただいてありがとうございました。

8/10(土) 風前の蛍

毎晩のホタル見学散歩が続いている。一桁台になってしまっった出現数のホタルを見に出かけるのはもう一種の賭のようなもので、毎晩「きょうこそいないかもしれません」と前フリを入念にしておいてからでないとあぶなくって出かけられない。

しかし毎晩必ず出てくれるから有り難い。1匹でも出てくれればお客様は喜んで下さる。ゲンジとヘイケがまだ両方生き残っている。

あの密度だと交尾の相手と巡り会えるのはかなりの確率だ。来年に子孫を残すのは至難の業だろう。もはや風前のホタルである。来年の再会は無理か??

8/4(日) カミナリと蛍

本日、19:30頃雷鳴とともに激しい夕立。このところおきまりのようにスコ−ルのような雨が降る。ホタル見学散歩が危ぶまれたが、直前にスカッと上がった。

空に稲光だけは残って、ときおり低く垂れ込めた雲全体が明るくなる。どこで稲妻が走っているのかは分からない。

こんな状況だが、ホタルは昨日同様わりと沢山見えてしかも、昨日より頻繁に飛んでくれた。お客様も大喜び。私も久しぶりに浮遊、飛翔する何匹ものホタルを見て満足である。

思うにこれは「カミナリ」が関係してないか?? 稲光はかなり頻繁にピカピカと夜空を照らして、まるでホタルの光の点滅のようであった。懐中電灯の点滅にも反応するホタル君なのだから、この稲光に反応したのに違いないと私は思う。

天と地で呼応する大自然の光の不思議に思いをめぐらし、勝手に感動した今宵であった。

8/3(土) 健在

10日ぶりの報告となってしまった。もしこの日記を気にしていて下さる方がいたとすればごめんなさい<(_ _)> ホタル君達はずっと元気でいました。私の気力が少し夏バテ気味なだけでした(^^;)

本日も我が家前にて見学。20匹くらいはいただろうか・・。皆さんゲンジホタルの光の意外な明るさに驚いています。

しかし、あいかわらずあまり飛びあがってくれない。河原の草むらにひたすらしがみついて点滅しているだけ。時折フワフワしてくれるヤツがでて、観客の歓声があがる。

カワニナを放流するなどしてホタルの個体数を増やしても、それは環境の浄化活動とまるで無関係である、と思っているのでいままで無関心でいたが、ここまで個体数が激減しているとなると、カワニナでも放流するか、という気になってくる(あれ、前にも書いたな)。

7/23(火) 由佳の案内

本日の夜は私が集まりに出かけるため、由佳が案内役だった。由佳は小さな頃からお客様とご一緒に花火大会やホタル見学散歩に参加していたが、さすがに小6ともなると飽きたのか照れくさいのかはたまた「くだらん、何を毎晩」と感じているのかしらないが、最近はちっとも出てこない。

しかし今日は非常事態。どうなるか不安なまま私はでかけ、由佳に全てを託した。

結果としてなんとかなった(^_^;)

毎年来て下さるお客様が「いつもよりたくさん見えました」と喜んで下さった。ホタルが多かったのは別に由佳のおかげではないのだが、ともかくたくさん見られたのだから大成功である。ゲンジ、ヘイケ共にたくさん見られたそうで良かった良かった。

こういうことを通して由佳もホタルや自然に親しむこと、そしてお客様に喜んで頂く喜びを感じてくれればいいのだが・・。まあ、お小遣いのために渋々行くようなやつだからまだまだ無理か(^^;)

今日は「ホタル日記」というよりも「由佳の成長日記」になってしまったm(_ _)m

7/20(土) ホタル、蜘蛛に喰われる

先日「ホタルに天敵はいないだろう」と書いたが、思わぬヤツがいた。蜘蛛である。

本日の「ホタル見学散歩」の帰路、空中で静止しているホタルに出会った!? 電線(個人宅への引き込み線)に止まっているのかと思ったが、よく見ると電線より10センチほど高いところに静止している。むむ?

誰かが「蜘蛛の巣に捕まっているんだ」と言った。なるほどそれで空中で静止している理由が分かった。するとすぐに同じ声の主が「蜘蛛が近づいた!」と大きな声を発した。その瞬間光は消えた。つまり食べられたのだ・・・。

そのあたりを懐中電灯で照らしてみると、おなじみの蜘蛛の巣模様が闇に浮かんだ。そして蜘蛛の巣には蜘蛛がいた。もちろんホタルの姿は見えなかった。一同う〜むと唸った。

ホタルが喰われる瞬間を見た人なんてそうザラにいないだろう。そのホタルにはすまないが、私達は大変いい場面に出会えたと思う。

成虫になったホタルには敵をかみ殺す口はおろか、モノを食べる口さえないというのに、他の虫に食われて死ぬなんてなんとなく不公平だが、蜘蛛の巣なら仕方がない。

蜘蛛は震動で獲物を感知するという。少なくともその虫が光っているのかどうか、その虫がホタルであるのかどうかなんてことは、蜘蛛にとってどうでもいいいことに違いない。とすると蜘蛛はホタルの天敵と呼ぶにはふさわしくない。

と勝手な理屈をつけて、引き続き「ホタルに天敵はいない説」を私は主張しようと思う(^^;)

それにしてもあの優雅なホタルが蜘蛛の巣に捕まって喰われてしまうなんてことは考えてもみなかった。やはり自然界ではどんな短い寿命の生物でも、天寿を全うするのは難しいのだ。

7/19(金) 曇り ホタルの匂い

今日はホタルの総数は昨日と同じくらいだったが、比較的よくと飛び上がってくれた。どういう訳だろうか。温度や湿度などとの関係も調べておけばいいのだろうが、まあ、やめときましょう。とにかく飛んでくれたので嬉しい。ときおり頭上高く飛んでくれるのもいて、歓声があがった。

今日一番驚いたのは「ホタルのにおいがしますね」といった方がいらっしゃったことだ。ホタルに匂い???

その方は3世代一家6人で来て下さったなかのお爺ちゃん。子供の頃蛍はそこら中にいて、光っている草むらにパ−にした手を突っ込んで、グ−にした手を引き上げてみると、手のひらには無数の蛍がいたそうです。しばし眺めていると手のひらから青臭いにおいが!!。「なるほどこれが蛍の匂いなんだ」と強烈に覚えているのだとか・・・。

お爺ちゃん曰く、「多分蛍の光る成分の匂いだと思うんですがね」ということだった。ことの真実はともかく、蛍の記憶を匂いと共に思い出した方がいらっしゃったという事実に私は感激した。

どんなことであれ想い出となって残ることは大切な体験である。その「記憶」がふとしたことで呼び戻される。お爺ちゃんはそれきり黙ってしまったが、きっと多くの懐かしい出来事を思い出しているのだろう。それ以上質問をするのは差し控えた。

夜半に少し雲がとれて、★の見える良い夜となった。

7/18(木) ゲンジ潜む川・・しかし飛ばない。

20時ジャスト、いつものように夕食後のホタル見学散歩へ。いたいた。ホントに不思議だが、あまり変わらない条件なのにどうして毎日1匹しか見えなかったり、今日のように数十匹見えたりするのだろうか・・?

今日は川床の草むらに潜むゲンジホタルがあちこちに見られて満足の日だった。が、ごく希にしか飛び上がってくれない。やはり川の両岸に木々が生えていないということがゲンジの飛翔を促さない原因だと思われる。

今まで見に行った「ゲンジホタルのよく飛ぶ現場」はほとんどの場合川の両岸に「森」と言っても良いくらいの木々が生えていた。ゲンジは勢いよく垂直に飛び上がり、上空を気持ちよさそうに葉から葉へスイスイと渡っていく。

そんな条件の無い我が家前の川は、ゲンジがいることはいるのだが、なかなか飛んでくれない。それでも今日はあわせて10匹くらいは飛んでくれたのかな・・。時々あちこちから「あっ、飛んだ」「あそこあそこ」などと歓声があがる。しかしたいがいは川の上をユラユラと漂う程度というか、遊歩道から見下ろす程度の高さでしか飛ばず、ゲンジの持つ華やかさがない。やはり「木を植える」という行為は大切なのだ。

田んぼに出てヘイケを見る。いたいた。良かった良かった。しかしこちらはグッと数も少なく、さびしい雰囲気。ここのヘイケはせいぜい稲の上をゆらゆらと浮遊する程度だが時折あぜ道に立つ私たちの頭の上まで飛んできて歓声をあげさせる。

最近は田んぼのすぐそばまで舗装のことが多く、舗装道路の上に落ちて踏まれたり車にひかれたりするドジも多い。本来なら土手の湿った土の上や草むらに着地したかったのだろうが、こう周囲が舗装されてしまうとヘイケの遊ぶ場所がない。

今日は最近では比較的よくホタルに会えた日なのに、なぜか悲観的なことばかり考えてしまった。10年前ホタル見学散歩を始めた時とつい色々なことを比べてしまうからか・・。

やりたいことが無限にある私としては「ホタルを守る活動」まで始めてしまっては収集がつかなくなるので手をださないでいるが、これは、少しは何かやらなきゃダメかな・・・。

7/16(火) 月と星とホタル 

上弦を明日に控え、今日の月は薄笑いを浮かべたような表情をして西の空に浮かんでいた。時折雲が月を覆うがその裏から煌々と雲の縁を彩って存在感を示していた。

「車からホタルが見られる場所」というテ−マのもとあちこちウロウロしてみたが、今日はどうしても目が空にいってしまう。

ニヒルに輝く月をサソリが狙っている。そのサソリを射手が狙う。北の空には八ヶ岳の東にカシオペア、西に北斗七星が相対し、かなめに北極星があって、教科書通りだなあと何故かホッとする。頭上に白鳥座。天の川を挟んでベガとアルタイル。甲府盆地の夜景もキラキラとよく見え、これでホタルの乱舞があれば私は銀河の中に浮かんでいるように思えるだろう・・。

田んぼの真ん中に車を止め、ウィンカ−を点滅させながら星空見学をすること10分。きたきた。ヘイケちゃん。といってもほんの数匹。稲につかまっているヤツ、土手の草むらにいるヤツ、ウインカ−にだまされて車の周囲をフラフラするヤツ。こいつはいつもかわいそうなことしたなあと思う。舗装道路の上に落ちたのを草を差しだし捕まらせて土手に返す。

秋葉公園に行って驚いた。目がくらむばかりのライトが公園中をくまなく照らし出している!?川底まで照らし出されている。一体何があったのか!?

高川に帰ってきたらどんな星もかなわないゲンジの雄が光っていた。たった一匹なのが気になった。

7/11 梟マムさんからのお便りを紹介いたします。

素晴らしい蛍鑑賞をしてきました。場所は。 幻想的でした! 実は1週間前のリベンジだったんですが、星があんまりきれいなので蛍がいなくっても我慢しようと思っていたら、どうしてどうして昨日の台風の大雨にも流されずに頑張ってくれていました。感激です。
その後、昨年はたくさんいたけど今年はさっぱり・・・と言うヘイケ蛍が出ると言う田んぼに案内してもらって行って来ました。 やっぱり少ないらしいですがそれでも車のウインカーに誘われて飛んできてくれました。 2〜30匹はいましたね。 そこからは韮崎方面の夜景もきれいでした。 今朝方の強風で空気が澄んでいたから星も夜景もきれいなんでしょうね。 台風一家さんに感謝しなきゃあ。

>風きりの里のとある林の中の渓谷とありますが、この日偶然にも私も行って来ました。まさに「林の中の渓谷」としか言いようのない場所です。梟マムさんはおそらく21時前後、私たちは23時ごろでした。ゲンジホタルがたくさんふわふわ飛んでいてきれいでした。

7/9 新月 曇り時々パラパラ雨

ここのところ夜出られなかったので5日ぶりに川へ。

むむむ、いない!? せっかくの新月。楽しみにしていたのに・・・。

しかし新月なのに妙に明るいぞ!? 足下はおろか、向こう岸も、川床も、遙か下流の方まで見える。そうか、最近裏のフットサルコ−トにナイタ−施設が出来たのだ。今日も煌々とつけて練習をやっている(T_T)

新月で星もない今日のような曇りの日は、本来なら鼻をつままれてもわからない暗闇のハズだ。それがナイタ−の灯りが雲に乱反射して、あたりがまるで月夜のように明るい。

この川自体の欠点もある。両岸に木々がないことだ。これでは灯りはもろに川底まで届いてしまうし、ホタルが休むことも隠れたりすることも出来ない。もっともこれは「この川の欠点」ではなく、「行政」の欠点なのである。

川の整備が行われるまでは、両岸に「かざきり」と呼ばれた防風林がびっしりと植えられ、通学の子供達を強風から守っていた。もちろん余分な光からホタル達も守られていた。9年ほどまえの護岸工事でその防風林はあっさり伐採されて、後にはまるで遊べない「親水公園」とは名ばかりの川が残された。工事後の管理も行き届かず草ぼうぼうの見るも無惨な川となって、まるで屍のごとくである。今、昼間この川で遊ぶ人は誰もいない。以前はヤマメなども放流しており、多少は釣り人の姿も見られたが、釣り人にも嫌われた。「鉄砲水や土石流等の防災の観点から」という名目で工事がなされたのだが、それならそれで「親水公園」などと名付けないで欲しい。実は我が家には「親水公園ってどこですか」と訪ねてくる方がときおりある。「前の川ですよ」と言うときの恥ずかしさを行政の方は分かっているだろうか、聞いた方は皆絶句して子供の手を引いて帰って行くのです・・。

ホタル観察の良いところはそういう汚い川の姿が見えないことです・・。

と、だんだんグチっぽく皮肉っぽくなってきたのでやめる。

30分ほど川にいたら100米くらい向こうから、ひよどりのような飛び方でスイスイとこちらに向かって飛んできた一つの灯りがあった。ヒュ〜イと向こう岸の背の高い木に吸い込まれていって消えた。

個体数の少ないホタルの生息地において、今日のような1匹しか見られない日と、3〜40匹現れる日との違いは一体なんだろうか。明るさか?気温か?湿度か?雨か?月齢か(まさか)?

それともホタルという種にとって、3〜40匹も1匹も同じなのか。つまり、その程度の数では、もはや絶滅は明日にせまっているということを意味するのか??

7/4 曇りのち雷雨 小淵沢のホタル

小淵沢によく出るところがあるというのでご案内頂いた。

いやぁ〜いたいたいた!(^^)! 今年最高の華やかさでした。曲がりくねった深い川で両岸に樹木が生い茂るという理想的な環境。したがって視野は狭く、一度に見える数は60頭くらいか・・。川沿いに道があれば延々とホタルを追いかけてどこまでも行けるかに思えた。これだけ棲息している場所は南麓でもそうないのではないか・・。

しかしいかんせん足場が悪く視界も悪く道も無い。もっとマズイことにはここへ行くには人様の畑の中を通っていかねばならない。まっくらなので作物を踏んづけて歩いても気がつかない。この晩も私たちと入れ替わりに後から後から家族やグル−プが来ていた。ここらではかなり話題になっている場所と思われた。これでは畑の持ち主もかなわいだろう・・。

という訳で残念ですが場所は明確にしないことにした(みなさんすいません、畑の作物のことを思えば仕方ありません)。

さて、前回の「ホタルの体温」の話。私があまりよく聞かないでここにUPしてしまったので若干訂正があります。ホタルの体温は20度と書きましたが、ホタルは変温動物なので気温が20度だったら体温も20度だろうという話です。そこで、酒など呑んでテンションも体温も上がっている(^_^;)ヒトの手のひらに乗せられれば温度は約16〜7度も違うので参ってしまいます、というお話でした。昨日参加して下さった方からそういうメ−ルが入りました。ありがとうございました。謹んで訂正をさせて頂きます。

ところで、本日小淵沢で見学していたら、ホタルを「〜灯(とう)」と数えよう、という話がでた。案外名案かもしれない。頭でも匹でもない新しい単位を誕生させましょう。

7/2 曇り時々星 ホタルの体温

久々に「いたいた(^_^)v」という感じの晩だった。当館まえの高川の遊歩道にもようやくホタルの夏が来て一安心。よほどのことがないかぎりもう8月上旬まで会えない日はないでしょう。

といっても約200米の遊歩道をのんびり30分ほどかけて歩く間に約30匹ですから、「乱舞している」という状況とはほど遠いので勘違いなさらずに<(_ _)>

今日は「ホタル初めて!」という大人の方もいて、大変喜ばれました。遠くの方を飛んでいるホタルの光が案外ハッキリ確認できることに驚いている方もいて、久々に賑やかなホタル鑑賞ツァ−となりました。

デジカメ持参の方が2名、それぞれ工夫してホタル撮影をされており、「40枚も撮っちゃったよ〜」という声があがりました。よく撮れたのを送ってくれる約束を頂きましたので、そのうちここでお見せできるかと思います。期待しましょう(^^;)

田んぼにまわったらすぐにヘイケも数匹発見でき、大変良い晩となりました。

地平ちかくの金星が時々木の間から見え隠れし、周囲を圧倒して光るその様子が「大きな目」か「ホタル大王」のように思えて愉快でした。

これからはサソリ座も白鳥座もそして天の川にもおめにかかれる季節。ますます楽しみな夜の小荒間水田です。

なを、いつも不思議なのですが、ホタルを手のひらに載せて皆に見せているあいだ、何故かホタルは逃げません。ただ、それをいいことにいつまでも手のひらに載せたままだとホタルはまいってしまいます。ホタルの体温は約20度。人間は36度ですから、ホタルにとって人間の手のひらは熱い海岸の砂のようなものだろうと思われます。なるべくはやく草の上に放してくださいねとお客様に注意されました。そのとおりですね。

本日お見えの方々は様々な生物を様々な角度から研究されている「研究者」の方々でしたが、ホタルの体温のことまで頭に入っているとは驚きでした。

ちなみに、この方々に尋ねたらホタルも蝶も数え方は「頭」であって「匹」ではないそうです。ふ〜むやはりか・・。しかしどうしてだろう・・。では「匹」の対象はどんな生物なんだろうか・・。

研究者のあいだでも昆虫は「匹」でいいじゃないかという声もあるそうです。「牛も1頭、蝶も1頭」じゃやはりおかしいというのです。ですよね。

7/1 雨 正しいホタル鑑賞法

ホタル鑑賞法に正しいも正しくないもある訳ないが、日頃「かくありたいなぁ」という考え方が私にはある。それは「夜空の星の観望会を行うときと同じ心構えで」、というものである。

観望会を行うときの第一の心構えは「今日は徹夜するぞぉ−」である(^^;) 第二は「少なくとも2時くらいまでは起きているゾ−ッ」である。 第三は「最低零時まではがんばろう」である。 第四は〜とどこまでも続くのであるが、要するに「長時間粘る」ことが必須なので、しっかりと着込み、食料とコンロでコ−ヒ−くらいは湧かせるくらいの用意を整え、トイレはしっかりすませておくのである。

よく10分程度空を見上げて「いやあ、今日はなにも見えませんでしたね」と引っ込んでしまう人がいる。失礼ながらこれから目が慣れてくるという10分程度で引っ込まれてはお話になりません。たとえ全天に雲が貼りついていようと、30分も待っていれば星が出てくる時もあります。ここは標高1000米ですから下界とは気象の変化が違います。

さて、ホタルも実は同様なのでして、目が慣れてくるまでしばらくあたりをそぞろ歩き、ホタルが出そうな土手やお気に入りの畦などを見つけたらそこに陣取るのです。飲み物など片手に、最低1時間はホタルとの出会いを期待し、またホタルとあれこれ対話し、ゆっくりと流れる時間を楽しむのであります。いや、実は私とてやったことはありません。なかなかそういう時間をとれる現代ではないのです(といきなり「現代」のせいにしてもあまり説得力はありませんが^^;)

しかし、今日頂いたメ−ルに私は狂喜乱舞致しました。なんとゴザ持参でホタルとの時間をたっぷりと楽しまれた方がいらっしゃったのです。これはもうまさに私流「正しいホタルの鑑賞法」の体現です。手本です。素晴らしいじゃありませんか。以下転載

翌日、白樺湖をまわって帰りがけに、再びホタルを見にいっちゃいました。
多賀さんに案内してもらった、秋田小学校近くの鳩川に。そうしたら、20匹くらいのホタルを発見できました。ゴザをひいて、3時間くらい鑑賞しちゃいました。時間を忘れるくらい、ホタルに魅了されました。是非また来年訪れたいと思います。
 あっ、天の川も見たいので、また夏にお邪魔します。 

どうです、「ゴザをひいて3時間」ですよ。この3時間の間、このお二人は完全に「別世界」にいました。この3時間にホタルと対話した事柄はきっと「現代」の「現実の世界」では得られない内容の事柄であったと想像できます。実にうらやましい限りです。と同時に私がやろうとしてやれないことをいとも容易にやってしまったことに対して大きな拍手を送ろうと思います。

夕涼みがてらの「ホタル狩り」といいますが、ホタルは「狩る」ものではありません。「鑑賞」し、「想像」し、「対話」し、「魅了」されるものであります。まるで「星」と同じです。

6/30 雨 棚田のホタル

長坂町のオオムラサキセンタ−に行って「オオムラサキ通信」NO50号を手に入れました。このセンタ−は必ずしもオオムラサキのことばかりではなく、里山全体の森羅万象を扱っています。「棚田公園」でアイガモ農法に取り組んだり、「昆虫酒場をのぞいてみよう」とか、「雑木林の下草刈りと枝打ちに挑戦」といった興味深いイベントを開くなどして、多彩な活動を見学者と一緒に行っています。夏休みは休まず開館していますので、一度訪ねて見て下さい。

さて、オオムラサキ通信50号のトップ記事はホタルのことでした。センタ−裏の棚田脇を流れる宮川にゲンジボタルがよくでているそうです。見に行ってくださいネ。

ところで、棚田のホタルはどうしているのでしょうか?記事には「宮川」には出ているとだけ書いてあります。ここの棚田はアイガモ農法ですから多分(というか、当然というか)無農薬でしょう。となれば田にもホタルは出ていいのですが。

もっともここの棚田は整備してから日が浅いので、まだホタルにとっての環境が整っていないのかもしれませんネ・・。今後を見守りましょう。

 今晩も又、例年ならよく出る近くの田んぼに愛車ホンダのミラででかけ、ウィンカ−でホタル様のお呼び出しを申し上げましたが、お返事なし(T_T)

毎年の減反につぐ減反で、どうやら残っているのは「出荷用」の田だけらしい・・。

ご存じのように農家には「自家消費用」の田んぼがあります。農協へ卸す他の田んぼとは明らかに精魂の込め方が違います(^^;) 親戚や都会へ出た娘達などに送る米はこの田んぼのお米です。農薬も可能なかぎり少なく、刈り入れ時はちゃんと天日で干すなどして、いってみれば昔ながらの「安全でおいしい」作業手順を守っております。こういう田んぼに春はお玉じゃくし、夏はホタル、秋はバッタなどが遊ぶのであります。

どうも私の見る限り、当地域の自家消化米の田は激減です。ようするに「やってられなく」なったのでしょう・・。わかりやすい例えで、仮に田んぼ2枚の農家が「減反率50%の刑」にあうと(^^;)田は1枚しか米作りできません。その1枚は出荷用にしなければ収入がありません。

かくて、田はすべて効率のよい農薬漬けの田ばかりになっていきます。その結果ホタルなどの水生昆虫は??

かつて「小荒間水田のホタル」として近在に名をはせた当地域も、肝心の水田の激減とともにホタルも激減の一途であります。

宮沢賢治に「あすこの田はねえ」という感動的な詩があります。ホタルとはなんの関係もありませんが、荒れゆく田園を見ていると、つい思い出してしまいます。賢治のころは田にかける苦労も多かったろうが、喜びも格段に多かったに違いない。突然思い浮かんだ「あすこの田はねえ」ですが、是非読んでみてください。涙がながれます。

6/27(木) 曇り 里の灯り

1.8センチはありそうなゲンジのメスを高川で発見。川沿いの人家の生け垣に鉄パイプ状のものがあり、そこに止まってジッとしている。ものすごい黄緑色の光を発しており、天敵がいたらすぐ発見されそうだ。

まてよ、ホタルの天敵ってなんだろう?あんなに光るやつを飲み込もうとするヤツはいるのだろうか?多分夜は天敵がいないのだろう。ホタル乱舞のところへヨダカやフクロウが突っ込んで来たという話はあまり聞かない。10日前後だという寿命のホタルに天敵などいたら神を恨む。天敵は人間か(^^;) 悪いなと思いつつ手のひらに乗っけてひっくり返してみたらなんとメスだった。ゲンジホタルはメスでもあんなに大きくて明るいんだと改めてビックリ。ただ残念ながらその晩高川で見たのはそのメス一匹だった。いくら光っても誰も相手にしてくれない。あんな立派なメスの子孫を残さないなんてもったいない。早いところオスが現れてくれることを望む。

田んぼにまわってみるとここにも1匹のホタル発見。今年初めてのヘイケボタルである。まるで光り具合が違う。弱々しく放つ光はまさにヘイケ滅亡を予感させる。まだまだ小さな稲の苗の先っぽにとまって動こうとしない。あまりにはかなすぎて手にとるのがはばかられ、見るだけにした。たぶんメスでしょう。しかし今年初めてのヘイケを田んぼで見られて満足。はやく仲間が大勢出てくることを祈ってその場を去る。

その後いつものホタル公園へ。曇ってはいたが満月後の明るい空から光が漏れ、目が慣れればあたりがうっすらと見通せる状態。たぶん澄んだ沼の底はこんな感じだろうと思われる。おまけに少し肌寒いからホタルの活動はあまり活発でない。

川岸に座ってじっと見つめていると数匹づつどこからともなく出てきて目を楽しませてくれる。ふわふわとゆるやかに浮遊してはときおりス−ッと移動する。フッと消えては少し離れたところからまた出現する。瞬間移動しているような感じ。

ホタルと静寂感は似合うのだが、羽音がまるで聞こえないのは不思議。あれだけの大きさの虫がホバリング状態で浮遊しているんだから羽はかなり激しく振動させているハズだ。蚊でさえ耳元で飛ばれるとブ〜ンとうるさいのに。もっとも今晩は私たちより少し離れた川面でせいぜい10匹程度が飛んでいるに過ぎないので音が聞こえなくても別段不思議はないのだが、これが何千匹と群舞しても静かなのだろうか?

ホタルというものは毎晩見ていてもつれづれなるままに考えるタネは尽きない。ほんとに不思議な生き物である。

さて、例の大きなゲンジボタルのメス。夜中の1時頃お客様が見に行ってくださった。なんとまだ同じ場所にいたそうである!?眠っているのかあきらめたのか(?)光がかなり弱くなっていたとのこと。

しかし一晩中道ばたの草むらや川端のくさむらにホタルが光ってじっとしていたとしたら夜道もさぞかし楽しかろう。我が家に夜更けに帰らなければならないことがあってもまさに里の灯りとして心楽しい帰り道となる。そういう道をみつけてナイトウォ−クでもやろうかな・・。

6/26(水) 雨 ホタルの交尾

このところ夜の会合が続いています。夜になると雨の降る日も多く、なんだかんだとホタル見学に出られません。ハハ、言い訳でしたスミマセンm(_ _)m

そんな中、2,3日前車でいつもの秋田地区の鳩川沿いに出るホタルを見に行った時のこと。明るい黄緑色の光が二つ戯れていました。もつれるように転がるように川の上を浮遊する二つの光はあきらかに交尾をする直前のなにかの儀式のような感じでした。思わず見とれて、「オ−ッ、よかったなあ、子孫が残せて」と思っていると、ス−ッと別の光がやってきて、二つの光のかたまりに突撃したのです。その瞬間戯れていた二つの光はまるでビ−玉のようにパチンと別々の方向にはじき飛ばされました。ホタルってあんなに早いスピ−ドで一直線に飛べるのかと思うほどの勢いでした。

「ホタルにも恋のさやあてがあるのか」と見ていると、やがて何事も無かったかのようにまた二つの光が上になり下になりしながら空中で戯れ始めました。先ほど一瞬のざわめきがあった後だけに、かえってあたりにはシ−ンとした静寂感が漂い、なんだか夜空の連星を肉眼で見ているような、大変幻想的な光景でした。

「先ほどの二匹かな、それともさやあてをしたヤツが勝ったのかな・・」と思っていると、二つの光はほどなくほとんど一つになり、同時に光が消えてス−ッと下に落ちていったかのように思われました。

恋は成就したようです。それからあたりは別のホタル達がにわかに跳び始めたかのように賑やかになりました。

家に戻って本を調べたら、ホタルは交尾の瞬間光を消すのだそうです。夢のような情景を見させていただいてホタルに感謝の晩でした。

6/23(日) ホタルの数え方

ホタル乱舞で有名な辰野町のHPを見た。「ホタルの目撃情報」として「昨日は9348匹」だの今日は「10011匹」だのと書かれており。大変愉快。どうやって数えるのかしらないが、こういう数字を堂々と公表するのはユニ−クだ。ある計算式を決めておけば出ない数字ではない。

ちなみに私もやってみようか。当館前を流れる高川沿いの遊歩道は約300米である。見通しの良い幅30米くらいの部分を決めておき、夜20時にカウンタ−で数える。仮に12匹いれば10倍して、遊歩道全体では120匹いたということになる。あれ、これじゃ1の位までの端数がでないなぁ。端数がでてはじめて面白いのに(^^;) 数式をわざと端数がでるようにしておくのも手だがなんだか姑息だ。

受け持ち地域を決めた何名かが定点観測をして、それを合計するのかな?辰野町に数え方を聞くのは野暮である。あれこれ想像するのが楽しい。

6/22(土) よわい雨

本日どうしても仕事から離れられなかったが、お客様がホタル見学に行って下さり、なんと1匹捕まえて来た。橋から覗いたら何匹かいましたヨ、と嬉しそうに話して下さった。

確実にゲンジは北上中だ。昨日も1匹発見したことだし、もう我が家前で発生していることは間違いない。ただ、まだ個体数は少ないので、見られるか見られないかはまだまだ運によるところが大である。

ところで、ホタルはそばまで来ても捕まえないで下さいね。この地域のホタルは個体数が少ないので、1匹の運命が全体に及ぼす影響は大きいと思われます。

手にとってお子さまに見せてあげるくらいのことは目をつぶりますので、必ず水気のある草むら等に逃がしてやってくださいね。箱に入れて持ち帰ってもムダに死なせるだけです。

ところで、「風来坊」さんとおっしゃる方が6/3付けでホタル情報を送って下さいました。どういう訳か私の所まで届いていなかったので先ほど再送して下さいました。

という訳で情報は少し古いですがご紹介致します

クレジットカード会社から毎月送られてくる小冊子に三分一湧水付近の水田で見ら
れると書いてあったので、2002年5月30日(木)の日没から30分くらい、周
囲の田んぼをウロウロしましたが、発見出来ず。 
 「豪そば」のご主人から、「下井出あたりでホタルが出るというのを聞いたことが
ある。」と伺っていたので、下井出の甲川にかかる橋へ移動しました。いました、い
ました。初心者なので、ホタルの種類はわかりませんが、10分間で5匹くらいは見
ました。時刻は午後8時頃でした。

                                      
                   水中風来坊より


水中風来坊様、ありがとうございました。甲川はよく出る所だそうですね。今度見に行ってみます。あのあたりは標高800米前後だと思いますが、ずいぶん早い出現ですね。

6/21(金) 薄曇りなれど月明かりあり

いましたいました!!ゲンジ一匹発見(^_^)v 小荒間地区では今年初めてです。1,3センチぐらいのゲンジのオス。濡れたような緑色の光が鮮やか。点滅はしていない。

ところでホタルの羽化とはどのようなものなのでしょうか??見たことがないので分かりませんが、もしかしたら今日のホタルは羽化直後のホタルだったかもしれません・・・。

小川の土手の草むらにいたのを、草ごと手折って観察しましたが、ちっとも逃げようとしないのです。逃げたくても逃げられない状態なのかと思いました。トンボや蝶が羽化後しばらくは羽を乾かしてますよね、あれと同じなのかと思ったのです・・・。

ホタルの点滅は本によると「ホタル自身が意識をして強弱をつけている(メスを呼ぶために)」とあります。ホタルは卵の時から一生光っていると言いますが、交尾をする必要のない幼虫などの時期には点滅の必要が無いわけです。とすると羽化直前までのホタルは点滅せず光りっぱなしのハズですね。今日見たのが羽化直後だったとすれば、まさにこれから点滅を開始する直前のホタルだったのかもしれません。

なんてね。こんなことはもう少し本を調べればわかることなのかもしれません。調べもせず勝手なことを書いてあとで大恥をかくかもしれませんが、まあ素人の素直な感想ということで許してください。

6/19(水) 晴れ 半月

本日周辺をしばらくうろついてホタルを探す。あいかわらず姿が見えない。今日は半月。雲がなく明るい。自分の影が地面に映る。こんな日にホタルがいればずいぶんと幽玄だが・・。ホタルはまだまだここまで上がってこない。

川にもいない。先週地区をあげての川の草刈りがあったばかりだ。この時期に草刈りをやられてはホタルにとって最悪だ。草刈りは年に1回で形ばかり。刈られた草はそのままだから水面が見えない。川が窒息してしまう。せっかく「親水公園」と名付けられた川は遊ぶスペ−スもない。

もちろん田圃にもいない。田は3年ほど前に減反率48%だと聞いた。今年はどのくらいだろうか・・。見た目は60%を越えている。昨年まで田だったところに今年は麦が目立つ。今年はどの地区でもかなり麦が目立つ。麦はすっかり茎まで茶色になって、そろそろ収穫の時だが、果たしてちゃんと収穫するのだろうか?

車を飛ばして町まで降りる。ここまで下りればよく出ている。しかし田圃にはいない。川筋だけにしか飛んでいない。

6/16(日) 今日は皆様からのご報告を紹介いたします。

●梟マムさんから15日夜の報告

いつものようにいつもの所へホタルを見に出かけたのですが、外は雨でした。 傘をさして川べりを歩いていると今日は一段とホタルがたくさん飛んでいました。 暗闇の中でホタルがふわふわ幻想的な光景です。 ふと見るとお月さんがきれいに輝いていました。 星も真上はたくさん出ています。 しかし雨は降っているんですね。 八ヶ岳は相変わらず雲の中、この雨は八つの方から降っているのかしら? 傘をさしながらのホタルと月や星をめでるそぞろ歩き・・・なんとも不思議な光景でした。

※注 この川は大泉の泉川だと思われます。雨の中ホタルと星月夜とは、キツネの嫁入りならぬタヌキの婿入りか?なかなか味わい深い光景です。

●ZOOMママさんから15日夜の報告

長坂のホタル公園でゲンジホタルを見てきました。
結構飛んでいましたよ!
地元の皆さんも来られていました。
21時、頃雨が降ってきたので車へ
家に戻る途中、車の中から三日月のお月さんが良く見えました。
戻ったら雨は止んでしまった。
ホタル、もう少し見ていたかったなぁ〜〜。

※注 秋田のホタル公園のことですね。こちらも雨の中の三日月、なかなか幻想的です。ありがとうございました。

6/13(木)

梟マムさんから大泉村の泉川にホタル出現と報告がありました。長坂町では鳩川に既に出ています。川に出るホタルの目撃ばかりで、田に出るホタルはまだ見つかりません。原則として川に出るのがゲンジボタルです。田や沼に現れるヘイケボタルより早く出現するので、現況になんら不審な点はないのですが、私はなんとなくこのまま田に出るヘイケはでないのではないかと杞憂しています。

あれだけ薬品漬けの田に果たしてホタルは生息できるのだろうか???

一方、川は近年下水も完備され垂れ流しが減っている分、今後に期待がもてるだろうとかすかな望みを抱いています。しかし必ずしもホタルのことを考えた川の管理をしていないので、なんともいえません。

6/12(水)

このところサッカ−と巨人戦(^^;)に釘付けなのでホタル探しは早くても21:30からとなってしまう。ホタルは「意識して20:00頃から輝きを増す」ので遅くとも21:00頃までには現場に行かなければならない。(ホタルは偶然に或いは機械的に一斉に活発に輝き出すのではなく、「意識して」一斉に輝くのだそうです、その方がお互いに相手を捜すのに効率が良いから)

さりながら、今日も出発は21:30頃になってしまった(^^;)

ホンダのミラを走らせて、八ヶ岳南麓の上下をクルクルと走り回る。何故か私のミラのウィンカ−のチカチカはホタルに気に入られている。シ−ズン中ともなれば、あぜ道にこの車を停めてウィンカ−をチカチカさせればすぐにフワフワとホタルが寄ってくるのである。少し可哀想な方法だが・・。

さて、今晩は長坂町の秋田地区あたりを流れる鳩川に、ゆったりと浮遊するゲンジが10匹くらい確認できた。しかしここはパチンコ屋の病的に明るい照明があたり一帯に漏れて、田畑の状況は最悪。川は一段低く影となるのでなんとか助かっている。

本日昼間長坂町の有線放送で「秋田地区にホタルが出始めました」と流れたそうである。たまたま東京から長坂町の自動車学校に泊まり込みで「合宿免許」に挑戦中のウチのバイトさんが聞いた。「お昼ご飯食べてたら町内にこんな放送が流れて思わず笑っちゃいました」とかみさんの携帯にメ−ルが入った。なんとものんびりとした有線放送で、都会の若者には仰天ものであろう。フフ、愉快である。

しかしパチンコ屋の明かりは何故ああなのか。省エネの観点からも、環境の観点からも、まるで不合理である。

気になって大泉村のパチンコ屋にも行ってみた。ここも最悪。何故証明を360度に散らしているのだろうか。駐車場だけ照らせばいいハズである。少なくとも光を上空に向かって逃がすのはふせいで欲しい。天体観測のためにもならない。近隣の家屋からは「光害」の声はでていないのだろうか・・。

ついでに大泉のビオト−プの様子を見に行く。ここは昨年7月7日におよそ300匹を確認した所だ。期待できる場所だが、今年まだ出ていないのは知っている。しかし隣の「大泉村スポ−ツ公園」のナイタ−が一基だけ何故か点き放しになっていた。誰も使っていないのに??? ホタルシ−ズン近しというのにこの不可解な状況に不安を覚えた。

照明を空に逃がすと、雲の多い日などは反射してあたり一体に光害をもたらす。稲の生育などにも悪影響があるに違いない。

帰ってきたら我が家の後ろのフットサルコ−トのナイタ−照明も点いていた(T_T)

6/7(金)

蒸し暑いので出るかと期待して我が家前の川と田んぼのあたりを散歩したが見つからなかった。ま、例年ならまだ出ない時期なのであせってはいけませン。ホタルにも都合がある。どうせ1〜2週間の命なのだから出るべき時に出て、ゆっくり八ケ岳の初夏を満喫していってほしい。

それにしても観察を始めてから数年。夜中に懐中電灯をつけて歩くヒトにはめったに出会わない。田舎では夜中に出歩いても行く所がない。そもそも昼間でさえ「歩くヒト」はいない。田畑に歩いて通うおばあさんを時折見かける程度だ。

この付近を「小荒間水田」というのだが、360度空が見えるので天文ファンが時々車を止めて星を眺めているのに出会う。そういう時は懐中電灯は御法度である。赤いセロファンを巻くか消すかしなければならない。星が見える夜は明るい。そういうときは灯を消して歩こう。ホタルと星。なんともロマンチックな八ヶ岳の夜だが、普段懐中電灯を持ってウロウロするような好き者は私しかいない。他の誰かと出会ったらいったいなんと挨拶すべきなのかいつも考えているがまずそういうコトはない。

が、今晩は出会ってしまった。かなり怖い。向こうも怖かったろう。といっても数十米向こうでチラチラする明かりだったからヒトかどうか分からない。私は何となく近づくのがはばかられて川に下り、ゲンジを探し始めた。結局そのヒト(であったと思うが・・)とはすれ違わなかったが、なんだか(お互いに)怪しいことをしていると思われても仕方がない図である。

多分彼(?)は田んぼの水を見まわりに来たのだろうと思うが、明日から「水生昆虫図鑑」でも持って歩くか。当方も怪しいものではありませんというカモフラ−ジュ・・。

しかしもし彼もホタル探しだったとしたら嬉しい。今度あったら近づいてみよう・・・。

6/6(木)

同じ町内でも標高約700米の秋田地区にホタル公園があります。今日はどうしてもホタルが見たいので車を飛ばして行ってきました。我が家から約10分。21:35公園着。いましたいました。4〜5頭が私を歓迎してくれました。ここもこれからですね。

同じ町内で標高差があるので観察期間が約2ケ月あるのです。町内のホタル前線は等高線にそってあがってきます。早く来い来い我が家まで(^_^)v  ハハ、私もせっかち。

6/5(水)

いやぁ〜、でませんね・・。さすがにまだ早いか。5月中に発見というのはここ標高千米では無理か。

5/27(月)

宿泊中の中学生達とホタル探訪ウォ−ク。残念ながら発見出来ず。団体で騒ぎながら見つけに行くというのはどうしても無理がある。わいわいがやがや騒いではホタルも逃げてしまうというものだ。

一人か数人で心穏やかに水面を見つめるっていうパタ−ンがやはり似合うようで・・。

今年はどうしても5月中に発見して私としての「新記録」を記録したい。

5/25(土)

今年は例年よりほぼ1ヶ月早くこのペ−ジを再開しました。山梨県内では例年より20日も早く出現した地区もあるそうです。

桜も、桃も、さくらんぼも、ブル−ベリ−も、オオムラサキもそしてホタルも、今年はせかされながら出て来ています。もっとゆっくりでいいのになぁと思いますが、暖冬異変というのか、暖春異変というのか、どうも自然のサイクルが人間に合わせてせっかちになってきているようですね。

カッコ−は5月15日初鳴きを記録しましたが、長坂のホタルはいつになるでしょうか。

それでは、8月下旬まで私の「ホタル時々日記」を続けます。皆様からの報告もお待ちしています。

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