八ヶ岳シーカヤック倶楽部 2007年4月30日

長野県王滝村「自然湖」に遊ぶ

    今回やってまいりましたのは、ご覧の様な別天地
    上高地大正池のような生成過程を経て最近できた
    その名も「自然湖」です。

   もう何も説明することはございません
   この景色を見てください
   水はとても冷たく透明です。

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 上陸できる場所がありましたので、ここでお昼にすることにしました。

 コーヒーをたてて
 おいしいランチを食べたら
 あとはおヒルネ。 う〜んマンダム(って古っ)

お昼寝からめざめたら記念撮影。これから午後の部に出発します。

ここは今月号の「カヌーライフ」にも紹介された秘境中の秘境。便の悪さもあって

なかなか来たくても来られない、癒し系カヌーイスト達にとって羨望の湖なのですよ。

そんななか、カヤック初めてというお二人が自然湖デビュー。かなり贅沢なデビューです。

 

しかし、ここには悲しい歴史が秘められています。

1984年9月に王滝村を震源地とする
長野県西部地震が起きました。
王滝川と合流する濁川の上流に位置する御岳山の大崩落が起き、それによって生じた大規模な土石流が王滝川を堰止めてしまいました。

その時できた天然湖が通称「自然湖」です。

地震の前は、とても美しい深い渓谷でした。
元々は地上にあった林や近くにあった道路などが沈んでしまっています。大きな木が水面からたくさん出ており、立ち枯れの木になり悠々とそびえ立っています。
おんたけアドベンチャーHPより)

   

湖を進むとガードレールがありました。地震で山崩れが起こり、道路が埋まってしまったのです。使われなくなった道路やトンネルなどの跡がまだあちこちに散見されました。

災害から23年経ちましたが、この湖の下にはまだ発見されていない遺体が埋っているそうです。遺族の方達にとってはやりきれない思いですが、いつまでも悲しんでいたのでは前に進まないと3年前、村が音頭をとってこの美しい湖をカヌーの出きる湖としました。全てのご遺族の方々の了解をとって廻って、やっと始められたそうです。

現在は経済的な事情から村は手をひき、「おんたけアドベンチャー」が引き継いでがんばっています。

   

ガードレール(現在のもの)の向こうに湾曲した道路が見えます。これが昔の道路です。橋になっている向こうに「おんたけアドベンチャー」が経営するカヤックツアーの事務所があります(よく見ると黄色いカヤックが浮かんでいるのが見えますね)。その先に道路はありません。埋もれてしまったままとなっています。

写真左上の森の中に白いガードレールが見えますが、災害後にできた新しい道路です。手前のガードレールに繋がっています。

   

自然災害で突然できた場所ですが、
まさに自然が作ったとても神秘的な湖です新しくできた湖であるために名前が無く、地元の人は自然湖と呼んでいますが、あくまで通称です。
そのため通常の地図では、名前が載っていません。

深さは平均約10mで、最深部は約20mもあります。周囲は、5kmほどです。
このような湖としては、上高地の大正池など昔できたものはありますが、最近できたものでは珍しい湖です。(おんたけアドベンチャーHPより)

岸壁の所々に災害時の爪あとがまだ残っており、神秘的ななかに荒涼としたものも広がる光景で、少し考えさせられる湖でした。

   

ここでは必要以上にはしゃがず、静かに本など読んだり、ただただ静寂なる時間を楽しむのが良いようです。

まさに我等八ヶ岳シーカヤック倶楽部のスタイル「何もしない」にふさわしく、「癒し系カヤック」の面目躍如たる一日となりました。

   

ここが事務所前の船着場。

ここからしか出艇できません。

なかなかアジのある雰囲気です。

 

さあ、そろそろ帰りましょう。ここから八ヶ岳まで2時間半近くかかります。 横浜まで帰る人もいます!

 

路肩に用意された駐車場のようなスペースで全ての支度をします。道は丁度カーブになっていてちょっと危険。

ここから出艇場所まで約100メートル、艇を運ばなければなりません。

あらゆる不便さを考慮しても、ここは何回でも来たくなる湖だというのが皆の一致した意見でした。

ここから車2分の所にちょっと面白いお蕎麦やさんがあるのだとか。次回はそこでお昼にしましょう。少しでも村にお金を落とさなくちゃね。


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