〜2006年 ある日の日記より 抜粋〜
■6月7日(水) 
・昨日と同じような天気。期待しないで出かけたが、いたいたいた♪
ホタル公園に2匹。思わず話しかけてしまった。「おい、元気出せよ」。というのは、まるで弱弱しい光を放つ源氏のオスだったから。あ〜やっぱり最初に出てきたオスは、周囲にメスはおろか仲間のオスも少ないから寂しいんだな、と思った。
が、次に見た光は大きかった。オッ、こっちのオスは元気じゃん、と近寄ってみると、なんとメスだったではありませんか!?
え?もうメスもでているの? しかもさっきのオスよりかなり大きいぞ。いったいどうしたのだろう。あ、そうだそうだ、蛍はメスの方が大きかったんだ。だめだなあ1年ぶりに見る蛍について、もういろんなコトを忘れている。
・ソウなんです皆様、昆虫はだいたいオスよりもメスの方が体が大きいのです。よく知られているのはバッタですね。トノサマバッタといえば緑色で堂々とした体躯を思い出す方も多いでしょう、アレはメスなのです。オスはメスより一回り小さくて大変ジミであります。その小さくてジミなオスがメスの上に飛び乗って交尾をしている姿が、よく写真に撮られていますネ。なんとなく男として恥ずかしい姿であります。なんてことはどうでもよく、ここは蛍の話をするところだった。
・で、もうメスが出ているのか、という驚きの理由は昨日の日記に書いた内容と現実が違うからなのだ。やっぱり現実は本に書いてある定石通りには運ばないのだね、何事も。
 もっとも、そういい切れる確証も無い。今シーズンのホタル観察は昨日からはじめたばかりなので、もしかしたらもう1週間も前からホタルは出ていたのかもしれない。昨日見えなかったのはたまたまということもあり得る。
・何事もそうだと決め付けるにはあらゆる角度からの実証が必要だ。が、私はそこまで追及する学徒ではないので、いい加減なところで、あとは推理を楽しむことにしている。推理が間違っていてもよし。推理し想像すること自体が趣味なのだから仕方がない。
・ところで、ゲンジホタルの離陸について今日は発見してしまった。みつけたホタルの雌雄を確認するために草を折って、そいつで、草むらのホタルにちょっかいをだして、ひっくりかえそうとした。腹をみれば雌雄が分かるからだ。
 ところがホタルは私が差し出した草の茎を這い登ってきてなんと私の親指の上に♪ いやあ、実にフレンドリーな蛍であることよ、と喜んで、親指をそっと自分の目の前に近づけたら、スイと飛んでいってしまった。きっと鼻息でもかかったのだろう。彼らは熱に弱い。
 で、その飛び方だが、このときはほぼ垂直に上に逃げた。まるで螺旋を描きながらゆらゆらと上っていくのだった。カエデのタネがくるくる回りながら落ちてくるが、あのイメージを上に向ける、といったらいいのか・・・。彼らは安定飛行に入ると一直線に上でも横でも物凄い勢いで飛ぶことが出来るが、離陸直後の飛び方は、まるでフラフラしながら螺旋状に上っていくのだった。
 これはきっと羽の構造にあると思われるのだが、未確認。
昨年は「ホタルとの会話」をテーマにしたが、今年は「ホタルの飛行方法」をテーマに見物しようかな。
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