〜2004年 ある日の日記より 抜粋〜
■6月20日(日) 晴 20時 2日続けて朝から蒸し暑かった。

今晩はすごいホタルの数だった。場所はオオムラサキセンタ−内水車公園あたりを流れる川。宮川といいます。

毎年横着して、自分の家の近くにホタル前線が上がってきてからでないと張り切らないこの日記ですが(~_~;)今晩はお客様の要望もありオオムラサキセンタ−に出かけて見た。

いや〜、いましたね〜(^_^)v いままで見た中で一番いました。数百匹といったところです。日本野鳥の会に数を数えて欲しかった。

この川は片側に背の高い森が続き、川の上空を真っ黒に覆っている。ホタルの棲息空間としてはこれ以上ありません。毎年書くことですが、ゲンジホタルにはきれいな水があるだけでは居住空間として失格なのです。上空に暗くて湿った立体空間がないといけません。ホタル同士点滅しながら交尾の相手を探す訳ですから、探したり、追いかけたり、逃げたり、遊んだりできる暗くて広い空間が必要なのです。成虫となったホタルの棲家は水の中ではなくて空中なのですから。

河川工事でホタルが絶滅する理由の一つに、両岸の木々を伐採してしまうということも挙げられるのです。

その点ここは、川の左岸に黒々とした森が続き、ホタルにとって恰好の棲息空間になっている。つり橋から眺めるとホタルの点滅している立体空間が川に沿って奥へ奥へと続いていて、まるで向かい合わせに置いた鏡の中の空間にホタルがどこまでも浮遊している感覚だった。立体感が素晴らしい。

今度は川に沿って遊歩道があるのでゆったりと歩いてみると、まるで連続したリスマスツリ−が川の向こうにあるようにさえ思えた。

しばらく夢つつで眺めていると、今度はホタルたちの点滅がシンクロし、一斉に点いたり消えたりし始めて、もうため息。NHKのドキュメンタリ−番組でしか見られないと思った大群のホタルのシンクロ点滅が、こんな身近でみられるなんて、もう大感激なのでした!!!

二日続けて蒸し暑く、甲府は夏日だったという好条件に恵まれたのでしょうか。一度こんなホタルを観賞してしまうと、我家近くのホタルなんて、いまさら人に紹介できないくらいのものだが、それはそれ、これはこれ。標高1000米のゲンジもまあ悪くないと割り切って、頑張っているホタル達を眺めていただき、いろんなことを考えていただくとありがたいと思います。

我家あたりまでホタル前線があがってくるのはもう間近。

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